ドイツ年間ゲーム大賞審査委員会は現地時間の25日10:00、ベルリンにてプレス会議を開き、今年のドイツ年間ゲーム大賞とドイツ年間子どもゲーム大賞を発表した。ドイツ年間ゲーム大賞2007に選ばれたのは『ズーロレット(Zooloretto)』、ドイツ年間子どもゲーム大賞に選ばれたのは『雄ヤギのベッポ(Beppo der Bock)』。
今年は数日前から公式ホームページでカウントダウンが行われ、会議の様子は「ライブティッカー」で逐次報告された。昨年、アクセスが集中してサーバーがダウンした経緯を踏まえ、20秒ごとに更新するテキスト配信プログラムを採用。「現在委員長が挨拶中」「デザイナーたちが壇上に上った」など、現場にいるかのようなライブレポートが送信された。
審査委員会は受賞に当たって以下のようなコメントを発表している。
「『ズーロレット』は簡単にゲームを覚えられると同時に戦略的にも深いという両立に成功しています。動物園の動物たちというテーマでゲームの魅力に入りやすくし、やめられなくなるくらいに心を捉えるでしょう。運の要素もあるので、子どもたちでも善戦することができます。戦略が見つかるたびに新しい可能性が出てきます。ゲームテーブルでずっと盛り上がれる一番のツールです。」
『ズーロレット』のデザイナー、M.シャハト氏は初の大賞受賞。過去7回のノミネートでようやく王座を射止めた。メーカーのアバクス社も初の大賞受賞。25000個売れればヒットという世界で、受賞すれば30万個という大賞の恩恵に浴することになるだろう。国内ではメビウスゲームズより発売中(一時的な品切れが予想されるが、すぐ再入荷されるはずである)。
『雄ヤギのベッポ』は国内でまだ取り扱いがないが、早晩輸入されることになるだろう。
・ドイツ年間ゲーム大賞2007、ノミネート発表
・TGWレポート:ズーロレット