「魔法使いの醸造」はフェイス2フェイスが製作を進めている最新作、というか2001年のドイツ年間ゲーム大賞最終ノミネート作品アムレットのリメイクである。ムーン&ワイスブルム作。ゴルトジーバーのドイツ語版がつい最近バネストに入荷していたくらい、入手はまだ容易だ。
その英語版、社長から依頼されていたルールとカードテキストの翻訳が終了。はじめはスルースからだったのに、ブームタウン、アイスクリーム、ウォリアーズ、ラインレンダーとだんだんルールが多くなってきているような気が。しかも現物なしで翻訳しなければならない上に、何度もルール変更がやってくる。そのたびに作り直し。これで現物支給というのは、自分もつくづくゲーム好きなんだと思う。
それほど話題も呼ばず、またレアでもないゲームを思い切って英語版にしたのは、カードのテキストを読めるようにすればゲームがもっと楽しめるという予想からなのだろう。フェイス2フェイスが進めている多言語版では、カードに貼り付ける日本語のラベルも作ると言う。確かにイラストも綺麗になって、訳しているうちに遊びたくなってきたが、そんなんで採算が取れるのだろうか?