カタンのオリジナル版の発売元であるコスモスはゲームだけでなく、子供用の実験用具も販売している。学研の雑誌の付録をより本格的にしたようなもので、値段もゲーム以上。今年の新作で目を引いたのはこれ。
対象年齢12歳以上の子供用の化粧実験セットだ。「お化粧とお肌の手入れを自分で」「ルックスを改善して新しい自分を見出しましょう」などという言葉が売り文句になっている。化粧をメタモルフォーゼ(変容)と捉えるのはドイツらしい。理科の実験? それとも家庭科?
さらに面白いのは、こんな実験セットにも「デザイナ(Autor)」がクレジットされていること。監修といったところだろうが、個人名を最大の売りにするのはひとつのスタイルなのだろう。
化粧といえば友人の結婚式でガングロの化粧をしてパラパラを踊ったことを思い出す。化粧をした顔を鏡で見たときの不思議な気分。「これが私?」……でも40ユーロも出して買ったりはしませんよ?