予定では明日、ドイツ年間ゲーム大賞のノミネートが5作発表される。何になるだろうか知人といろいろ話をしてきたが、5作だけにあまり突飛なものは入らないと思う。ある程度人気があって、みんなも納得というゲームが並ぶのではないだろうか。
一方、ドイツゲーム賞の投票は7月末まで行われている。ここ2,3年はプエルトリコを除いてそれほど目立ったゲームがなく、年間大賞のノミネートリストから選んでいるとすら思えるようなランク付けになっている。
今年は5作だけのノミネートということで、選択の余地があるかわからないが、このノミネートに左右されないで投票をしておこうと本日、投票用紙を書いた。これは、これまで遊んだ新作で私個人が面白いと思ったもののランキングである。
- アッティカ…引き運と戦略のバランスが絶妙。タイルの多さは見た目煩雑だが、ルールも短くすっきりとしている。ゲームにそれほど差し支えるわけではないが、建物名が理解しづらいのが日本人にとっては難。
- ハンザ…近年珍しい、システムの新しさを感じるゲーム。ルールは意外にわかりにくかったが、これはゲームにないシステムだからだろうと思う。パズルチックで爽快感に欠ける面もあるが、遊んだ充実感たっぷり。
- ラージャ…近年少なくなったゲーマーズゲームで、しかもオランダ製、ファランクス初のドイツ系ゲームとあってはドイツ人がどこまで評価するかわからないが、感動した。
- サンクト・ペテルスブルク…お金のマネージメントがメインのゲームとしては異例の簡単なルール、比較的短い時間、展開の多様性はさすがハンス。金色を使ったコンポーネントも○。
- 7つの印…私の好きなデザイナー、ドーラの作品。トリックテイキングはネタが尽きない。マイナスを少なくするというネガティブな目標はちょっと嫌だが、末永く遊べる一品。
子供ゲーム賞―お邪魔者…子供ゲームらしくないが、対象年齢が8才以上。テンポがよい。そろそろハバとセレクタ以外にお鉢が回ってきてもよいのではないだろうか?
日本ボードゲーム大賞の選定は秋ごろ。日本人は日本人で、どういうゲームを好むのかが分かるのが楽しみだ。