そこで寝ているブタが怪しい
スペインの出版社が今年のシュピールで発表したアナログな記憶ゲーム。テンデイズゲームズが『ダンジョンレイダース』とあわせて日本語版を緊急発売する。
親がいろんな動物コマを机の上にぶちまける。これをみんなでじっくり観察してから目を閉じる。その間に親がカードで指示されたアクションを行い、目を開けてどの動物が変わったかを当てるというゲーム。アクションは、移動、追加、除去、交換のいずれかで、どのアクションだったかは教えてもらえる。「どの動物がいなくなったでしょう?」
親はどの動物が変わったか、カードを選んで隠しており、そのカードと一致するカードを選べば得点になる。親を交替して数ラウンド行い、得点を競う。キッズでもその場で説明して遊べるくらいの簡単なルールだ。しかしゲームは決して簡単ではない。親としては、ランダムに転がっている動物から、比較的密集しているところなどばれにくいポジションを選ばなければならない。ほかのプレイヤーは隈なく観察して、脳裏にイメージを焼き付けておく必要がある。
エッセンで4人プレイ。明らかにバレバレでみんなが正解するときと、誰も当てられないときがあるのが面白い。みんな正解のときにひとり不正解だと悔しいし、その逆だと妙にうれしいものである。目を見開いて動物のコマを必死に観察している様子がおかしかった。
1,2,3! Now you see me…
P.リストセラ/ホモルディクス(2013年)
3~8人用/8歳以上/15分
テンデイズゲームズより日本語版が発売予定
サプライズ多言語版を用意しました。 pic.twitter.com/2r5vObmhOq
— タナカ マコト (@tanakama) 2013, 11月 26