メイフェアゲームズ、ルックアウトシュピーレを買収

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メイフェアゲームズ(アメリカ)は今週、エッセン・シュピールの直前にルックアウトシュピーレ(ドイツ)の経営支配権を購入したことを発表した。ただしラリー・ロズナイ社長によると、当座はルックアウトシュピーレのゲーム制作に関与せず、各国語版のとりまとめと、英語版の販売に留まる見通し。
大企業が小さな出版社を飲み込んだということでなくて、対等な提携関係であることは、ロズナイ社長の着ていたTシャツからも分かる。表はメイフェアの「メイ」と、ルックアウトの「アウト」、裏はその逆に「ルック」と「フェア」と書かれていた。日本語版の制作も、これまで通りルックアウトシュピーレがデータの取りまとめや契約を担当する。英語版の販売がメイフェアから行われること以外、何も変更はないことをロズナイ社長は強調した。
これまでルックアウトシュピーレの英語版を制作・販売していたズィーマンゲームズについては、現在の契約が終わり次第、メイフェアゲームズとの契約に切り替えられる。また、メイフェアゲームズは『カタンの開拓者たち』などでコスモス社(ドイツ)と提携していたが、今後も継続しつつ、ルックアウトシュピーレに重点を入れていくという。
ルックアウトシュピーレにとっては、広大なアメリカ市場での展開を望めるだけでなく、これまで費用面から出展を見合わせてきたニュルンベルク玩具見本市など大きなゲームフェアにも出展できるようになり、ドイツ国内での展開も見込む。ルックアウトシュピーレのK.フランツ氏は、「メイフェアの人も我々も、ポジティブに捉えています」とコメントしている。
なお、注目の新作『カヴェルナ』はホビージャパンが日本語版制作を予定しており、『ブレーメンの港』などその他の作品も順次取り扱われることになっている。
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メイフェアゲームズのロズナイ社長

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