水道橋のボードゲーム専門店・卸のメビウスゲームズは、2012年の販売数トップ20を発表した。1位は3年連続で『ワードバスケット』、2位以下には『ニムト』『カルカソンヌ』と不動の常連が並んだほか、『ぴっぐテン』が『ごきぶりポーカー』を抜いて4位に浮上した。
『ワードバスケット』は、早い者勝ちで言葉を言ってカードを出すリアルタイムしりとりカードゲーム。ボードゲームサークルJAGAの小林俊雄氏の作品で、2002年に同人版、同年9月に永岡書店から製品版が発売され、一旦絶版になった後、メビウスゲームズが2009年末に再版した。2〜8人用、10歳以上(簡易ルールで6歳以上)、10分、1500円。
新作の最上位は『いかさまゴキブリ』で12位、また『ベガス』が15位につけている。20位以内のほとんどは1000〜2000円台で、3000円を超えるものは『カルカソンヌ』『ミッドナイトパーティ』『呪いのミイラ』『プエルトリコ』、4000円を超えるものは『プエルトリコ』のみ。日本語版が多数を占め、日本語版になっていないのは20位中4タイトルしかない。
メビウスゲームズの能勢店長によると、2位『ニムト』から5位『ごきぶりポーカー』までの差はほとんどなく、日本語版となっている『ハゲタカのえじき』(6位)、『ガイスター』(7位)、『ミッドナイトパーティ』(8位)の売上が昨年から大幅に伸びたという。