Posted in 海外ニュース

『Mr.ジャック』ポケット版に

街にしのびこんだ切り裂き魔ジャックを、推理で特定する2人用ゲーム『Mr.ジャック』が、持ち運びに便利なタイルボード仕様のポケット版になって発売された。お値段も半額以下の2,310円。 ボード上にちらばった9人のキャラクター。このうち1人が切り裂き魔ジャックが変装した奴だ。探偵役のプレイヤーは犯人を絞…

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どうぶつしょうぎ(Let’s Catch the Lion!)

簡単には取らいおんぞう 小さい頃、祖父から将棋を教えてもらったのを憶えている。何度やっても勝つことができず、本を読んで穴熊など試してみたりした。そんなことを思い出しながら、長女と『どうぶつしょうぎ』を遊んだ。 『どうぶつしょうぎ』は昨年発売されて9ヶ月で17万個も売れたヒット作である。うちにあるもの…

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ラインズ・オブ・アクション(LOA)

身動きが取れなくなる前に 自分のコマを全て、縦横斜めに隣接するように寄せ集める2人用アブストラクトゲーム。S.サクソンの『ゲーム大全(A Gamut of Games、1969年)』にルールが収録され、その後製品化された。ドイツでは1988年にヘクサゲームズから発売され、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネ…

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ミスターゼロ(Mister Zero)

ゼロの誘導 まず目を引くのがボックスである。波平さん(?)がロボットと宇宙空間でこのゲームを遊んでいるイラスト。アブストラクトゲームとはいえこのシチュエーションにはいろいろ思いを馳せざるを得ない。ミスターゼロとはいった誰のことなのか……? 1985年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた2人用ゲー…

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ヤーゴ(Jago)

ダイナミックな単語乗っ取り ランドルフの2人用ワードゲーム。砂時計もあって、緊迫した勝負が楽しめる。1985年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品。 片方は青、もう片方は赤でプレイ。12枚の手札を盤面に出して『スクラブル』のように単語を作る。ポイントは乗っ取りで、相手の単語を1文字変えて自分の単語に…

Posted in ら行

リニア(Linja)

すれ違いの渋滞 黒猫と同じメーカーということで輸入された2人用ゲーム。シュテフェンシュピーレというメーカーは、作者シュテフェン・ミュールホイザーが自身の作品を発表する個人会社である。作者はグラフィックデザイナーだったそうで、コンポーネントが洗練されていて美しい。 細長い箱を開けると、竹棒と赤黒のコマ…

Posted in 国産

カルタッチョベースボール(Kartacio Baseball)

>攻守同時の妙 今年になって発売された2人用のライトなカードゲームシリーズ。いずれもスポーツをテーマにしており、余計な要素を削ぎ落としてテンポのよさを生み出している。 スポーツをテーマにしたボードゲームはデザインが難しいという。スポーツがもつスピード感やテンポが、ボードゲームではどうしても損なわれて…

Posted in ゲーム賞

ゲーム100選に『ツァール』

アメリカのボードゲーム専門誌『ゲームズ』は2009年分のお薦めリストを発表した。大賞に選ばれたのは『ツァール』。2人用アブストラクトゲームが大賞に選ばれるのは2003年の『ドゥボン』以来となった。 100選は9つのカテゴリーに分けられ、それぞれのトップも挙げられる。その結果、大賞を含めて毎年10タイ…

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バトルライン、完全日本語化

山口県のゲームショップ・クロノノーツゲームは8月19日、R.クニツィアの2人用傑作ゲーム『バトルライン』の完全日本語版『日本版バトルライン2007』を発売した。税込み2,100円。 シミュレーションを主力商品とするGMT社が英語版を発売したのが2000年。ほどなく絶版となり、幻のゲームになりかけてい…

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イスファハン2人用ルール

今年秋に発売された新作ボードゲーム『イスファハン(Yspahan)』の2人用ルールがイスタリ社より公開されたので訳出。英語版PDFファイルはこちら。『イスファハン』はエッセン国際ゲーム祭の出口調査でベスト評価だったゲームである。品薄なのかまだ国内で発売されていないようだが、来年には入ることを期待した…