最強のメンバーを狙え『クランズ・アンド・グローリー』日本語版、9月20日発売
メビウスゲームズは9月下旬、『クランズ・アンド・グローリー(Clans and Glory)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:G.ブボラ&L.コロヴィーニ、イラスト:M.メンツェル、2~4人用、10歳以上、20分、2400円(税込)。
コロヴィーニらイタリア人デザイナーコンビの作品で、今秋にフッフ(ドイツ)から発売される。大昔のスコットランドを舞台に、メンバーを集めてクラン(氏族)の栄光を競う。
中央にある集会所ボードに1枚ずつカードを置き、各プレイヤーにカードを配ってスタート。手番には、すでにあるカードの隣か向かいに、同じ色か同じ数字のカードをプレイし、その後に望むならばその集会所ボードに自分の色のチップを置くことができる。
チップがすでにある集会所ボードでも重ねておくことができ、誰かの手札がなくなったらゲーム終了。集会所ボードごとに、チップを先に置いた人から低い数字のカードを取っていき、獲得したカードの合計で勝敗を決める。
先にチップを置けば確実にカードを獲得できるが数字は低く、高いカードを狙って後でチップを置けば1枚も取れないかもしれない。カードとチップの配置の両方で駆け引きがある作品だ。
憶えきれないプレゼント『ザッツ・ノット・ア・ハット!』日本語版、9月中旬発売
ブリオジャパンは9月中旬、『ザッツ・ノット・ア・ハット!(That’s Not a Hat)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:K.ラップ、3~8人用、8歳以上、15分、1760円(税込)。東京おもちゃショー2024のBRIOブースにて体験可能。
デンマーク人のラップ(『マジックメイズ』『ファンファクツ』『ファイブタワーズ』)がデザインし、ラベンスバーガー(ドイツ)から2023年に発売された記憶とハッタリのカードゲーム。アスドール・フランス年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト、アラカルトカードゲーム賞入賞(10位以内)、ゴールデンギーク賞パーティーゲーム部門大賞受賞。
各自、自分の前には1枚ずつプレゼントカードがある。スタートプレイヤーが山札からプレゼントカードを取り、「帽子をどうぞ」などとプレゼント名を言って指定された矢印のプレイヤーに裏向きにして渡す。渡されたプレイヤーはプレゼント名の通りだと思えば受け取り、違うと思えば「それは帽子ではありません!」と言ってめくる。
受け取った場合は、自分の別のプレゼントを裏にして渡す。こうしてプレゼントは徐々に裏返しになってプレイヤー間を周り、どれがどれだかわからなくなってくる。違うといってめくったとき、間違っていたほうがペナルティポイント。誰かが3ポイントになったらゲーム終了で、ペナルティポイントの少ないプレイヤーが勝者となる。
プレゼントを忘れてしまった場合でも、自信があるように出したり、逆に確信があっても自信がなさそうに出したりと、記憶だけでないブラフの要素もある。多人数で遊ぶとカードが憶えきれないほど増えて、パーティーゲーム寄りの楽しみ方になる。
内容物:カード 110枚、説明書