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「アナログゲームオタク」は27万人と推計、矢野経済研究所

矢野経済研究所は「オタク」に関する消費者アンケート調査を実施し、19日にその結果の一部を公表した。それによると「アナログゲームオタク」は27万人で、1人あたり年間消費金額は51318円と推計された。前年の推計はそれぞれ30万人、21319円。

調査は今年7~8月に日本国内在住の15~69歳までの男女10,000人を対象に、「オタク」を自認、もしくは第三者から「オタク」と認知されていると回答した回答者数(複数回答)をもとに各分野の「オタク」の人数から拡大推計し、年間消費金額を平均したもの。人口は26分野でアニメオタクが685万人と最多、消費金額は「メイド・コスプレ」が23万円が最多だった。

ゲーム関連はデジタルゲーム(454万人)、インディー・同人ゲーム(29万人)、アナログゲーム(27万人)、トレーディングカードゲーム(45万人)の4分野に分かれている。矢野経済研究所は以前の調査でアナログゲームをクラシックボードゲーム・カードゲーム(伝統ゲーム~人生ゲームやウノまで)、近代(ユーロ・ドイツ)ボードゲーム、トレーディングカードゲーム(トレカ)、パズルに分けており、「アナログゲームオタク」には囲碁・将棋・麻雀オタクも含まれていると見られる。

日本玩具協会による2021年の玩具規模市場調査では「ゲーム(一般ゲーム・立体パズル・その他)」が179億4100万円、矢野経済研究所による2021年の近代ボードゲーム(ユーロ・ドイツ・同人)の市場規模推計が67億4000万円だったので、この割合で27万人を分けると、近代ボードゲームオタクは約10万人となる。

当サイトでは近代ボードゲーム人口をさまざまな数字をもとにボードゲーム人口を推計してきた。その推計では2011年は3万人、2016年には15万人程度だったが、ボードゲームオタクが10万人という数字から、近代ボードゲームオタクをゲームを購入する人、その周りに買わないで遊ぶ人がその2~3倍いると仮定して25万人程度と推計される。

矢野経済研究所:国内のオタク人口で最も多い分野は「アニメ」で約685万人と推計

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『アズール:マスターショコラティエ』日本語版、11月上旬発売

ホビージャパンは11月上旬、『アズール:マスターショコラティエ(Azul: Master Chocolatier)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.キースリング、アートワーク:N.アレン&C.クイリアムス、2~4人用、8歳以上、30~45分、6600円(税込)。

2018年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した作品の限定コレクターズエディションとして今秋発売になったばかりの作品。チョコレート職人となり、工場展示ボードからチョコレートタイルを取って、プレイヤーボードの図案ラインに並べ、チョコレートボックスを完成させていくというテーマに変わった。

『アズール』からルール変更はないが、選択ルール「特殊工場」を収録。本物のチョコレートのようなタイルがまた異なったプレイ感を生み出すだろう。

内容物:タイル 100枚、プレイヤーボード 4枚、工場展示ボード 9枚、得点マーカー 4個、先手プレイヤーマーカー 1個、布袋 1枚 他