メビウスゲームズは12月20日、『さまよえる塔（Die wandelnden Türme）』日本語版を発売した。ゲームデザイン：W.クラマー＆M.キースリング、イラスト：M.メンツェル、2～6人用、8歳以上、30分、6200円（税込）。

アバクスシュピーレ（ドイツ）から今春発売された作品。魔法使いを移動する塔に乗せ、カラスの城へ入れることを目指す。

手番には3枚のカードから2枚を出して2回移動を行う。移動カードには魔法使いと塔があり、魔法使いならば自分の色の魔法使いを、塔ならば好きな塔をコースに沿って時計回りに移動させる。塔を魔法使いのいるマスに移動させて閉じ込めると魔法の薬が手に入り、魔法使いや塔の追加移動などができる。

ゴールであるカラスの城も移動するのでたどり着くのは容易でない上に、塔はあちこちで何段にも重なり、自分の魔法使いがどの塔の何段目にいるのかわからなくなっていく。規定数の魔法の薬を手に入れて、自分の魔法使いを全てゴールさせたプレイヤーが勝利。チーム戦ルールや上級ルールもある。

メビウスゲームズ：さまよえる塔

さまよえる塔（Die wandelnden Türme, W.クラマー＆M.キースリング, アバクスシュピーレ, 2022）
カードプレイで塔か自分の魔法使いを移動させ、黒いカラス城に全部入れる。魔法使いに塔を乗せるともらえるポーションで魔法が使える。塔が重なると、魔法使いの居場所がわからなくなるメモリー要素あり pic.twitter.com/apZYNeiPJB

— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) June 12, 2022

ホビージャパンは2月上旬、『アグリコラ：15周年記念BOX（Agricola 15）』日本語版を発売する。ゲームデザイン：U.ローゼンベルク、イラスト：K.フランツ、1～4人用、12歳以上、プレイヤー人数×30分、17600円（税込）。

中世の農場経営ボードゲーム『アグリコラ』初版の発売から15周年を記念して今年発売された記念版。リバイズドエティション、アルティフェクスデッキ、ブーブルクスデッキ、Lデッキ、Xデッキ、レジェン*デイリーフォレストデッキ、四季拡張セット、特製農場ボードが入っているほか、豪華ボックスにカードホルダー、コンポーネント収納スペースもあるファンエディションだ。

• リバイズドエディション：2016年発売。カードのバランス調整が行われているほか、大きい食料チップ、厚紙製の大きい進歩カード、新しいプレイヤーカラーのコマ、木製の雄鶏スタートプレイヤーマーカーが入っている。
• アルティフェクスデッキ：2017年発売。小さい進歩60枚、職業60枚のカードセット。
• ブーブルクスデッキ：2019年発売。小さい進歩60枚、職業60枚のカードセット。なお既発売のコルバリウスデッキ、ドゥルチナリアデッキは同梱されていない。
• Lデッキ：2008年配布。ルックアウト社のスタッフが名刺代わりに制作した限定カード。追加要素され、イベントカードも加わっている。
• Xデッキ：2008年発売。宇宙人たちが農場を訪れ、さまざまな混乱を引き起こすミステリアスで予測不能なデッキをリニューアル。
• レジェン*デイリーフォレストデッキ：2010年発売。狼男、蘇えりし者、小さな緑のドラゴン、戦姫、異端審問官など、ファンタジー世界をもたらす。
• 四季拡張セット：2008年配布。四季で効果が変わるアクションスペースの改訂版。
• 特製農場ボード：さまざまなデザインで気分を一新できるプレイヤーボード。