国際ゲーマーズ賞2024に『ニュークレウム』ほか
国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は今月、ウェブ上にて今年の大賞作品を発表した。8月に発表されていた3部門各4~5タイトルのノミネートから、マルチプレイヤー部門に『ニュークレウム』、2人プレイヤー部門に『スカイチーム』、ソロ部門に『帝国の時代:インペリウム・ホライズン』が選ばれた。
今年で25年目となるこの賞。イギリス、オランダ、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、日本の9カ国から22名の審査員がボードゲーム愛好者の目で投票し、集計して発表している。
『ニュークレウム』はイタリア人デザイナーコンビによる、パラレルワールドでの原子力発電による産業革命をテーマにした経済ゲーム。日本語版はテンデイズゲームズから発売中。
2人プレイヤー部門の『スカイチーム』はドイツ年間ゲーム大賞を受賞した2人で協力する飛行機操縦ゲームで、日本語版はすごろくやから発売中。ソロ部門の『帝国の時代:インペリウム・ホライズン』は日本から火星までバラエティ豊かな文明戦争の非対称デッキビルドゲームで、日本語版は未発売(『帝国の時代:インペリウム・クラシック』はホビージャパンから発売)。
International Gamers Awards: 2024 Winners
【国際ゲーマーズ賞2024】
マルチプレイヤー部門:ニュークレウム(Nucleum)
ゲームデザイン:S.ルチアーニ&D.トゥルツィ/ボード&ダイス(ポーランド)
2人プレイヤー部門:スカイチーム(Sky Team)
ゲームデザイン:L.ルモン/スコーピオンマスク(フランス)
ソロ部門:インペリウム・ホライズン(Imperium: Horizons)
ゲームデザイン:D.トゥルツィ&N.ブックル/オスプレイゲームズ(カナダ)
ボードゲームコメディ『ボドカン!』1巻発売
KADOKAWAは10月7日、『ボドカン!~女、囚人同士、監獄でナニも起こらないはずがなく~』1巻を発売した。画・田口囁一、著・羽流木はない、B6判180ページ、748円(税込)。
無料コミックポータルサイト「カドコミ」で今年6月から連載中のボードゲームコメディ。作者の羽流木はない氏は2019年に『ホワイト会社に首ったけ!』を上梓している。覆面の看守により、刑務所内に集められた女囚たち、始まったのはデスゲームかと思いきや、ボードゲームだった。絶対に負けられない戦いが始まる。
遊ばれているゲームは『コードネーム』『ヤバ百合会の妹たち』。ゲーマーズで購入すると描き下ろしミニ色紙が、メロンブックスで購入すると描き下ろしイラストカードがプレゼントされる(いずれもなくなり次第終了)。今後の展開にも注目だ。