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カミカゼ

ニューヨークトイフェアのレポートを見ていたら、次のような記述を発見。

「一番ひどいのは、いわゆる“カミカゼ”ゲームの類。初めてのデザイナーたちがすごいゲームだと自分の貯金をはたいてまで作ってきたんだが、たいてい大したことはない。これらは見なかった。たくさんあり過ぎるし、私の経験ではたいていダメだ。磨かれていないダイヤモンドもあるかもしれないが、それを見つけるのに時間を費やすのはたいへん過ぎる…」

http://www.gamefest.com/news/feature_detail/533_0_3_0_C/

想像に難くはないが、チャレンジングなゲームデザイナーの数は日本の比ではないようだ。「カミカゼ」は日本語だと奇跡的な成功の意味もあるが、英語では無謀というだけ。にべもない。

日本もまもなくゲームマーケット、カミカゼゲームは一体いくつ出展されるのだろう…めげないで下さいね。

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2003年、ドイツの売上げベスト10

独  Brett’n Boardではオーストリアのゲーム情報誌『シュピール・ヴィーゼ』のミラー氏による情報として2003年のドイツにおけるベストセラーを掲載しました。新作ではアルハンブラキング・アーサーリスク指輪物語が入り込みましたが、モノポリースクラブルリスクなどの古典と、カルカソンヌカタンの開拓者という大賞受賞作が堅調です。

 ラベンスバーガー社は、ロッティカロッティを単年で40万(通算約100万)、キング・アーサーを6週間で6万セット販売したと発表し、総売上が昨年比2.7%増の257.6ユーロ(約335億円)、ゲーム部門の売上が3.6%増の214.2ユーロ(約278億円)を記録しました。ゲーム市場が緊縮する中で健闘しています。

 ベストセラーのリストは大賞の受賞効果は大きいものの、その中で次年以降にも売れ続けるゲームが少ないことを示しています。各メーカーが続々新作を発表する中、定番として定着するのは非常に稀なケースと言えます。(Brett’n Board










【非電源ゲーム全体】

1.モノポリー(Monopoly)

2.ロッティ・カロッティ(Lotti Karotti)

3.ドクタービッバー(Dr.Bibber)

4.アルハンブラ(Alhambra)

5.スクラブル(Scrabble)

6.タブー(Tabu)

7.ウノ(Uno)

8.レーザーライトテニス(Laser Light Tennis)

9.カルカソンヌ(Carcassonne)

10.リスク(Risk)
  【ファミリーボードゲーム】

(カッコ内の数字は昨年の順位)

1.モノポリー(Monopoly、1)

2.アルハンブラ(Alhambra、−)

3.スクラブル(Scrabble、4)

4.カルカソンヌ(Carcassonne、3)

5.カタンの開拓者(Die Siedler von Catan、5)

6.リスク(Risk, 6)

7.キング・アーサー(King Arthur、−)

8.人生ゲーム(Spiel des Lebens、8)

9.リスク指輪物語(Risk -Der Herr der Ringe、−)

10.ラミーキューブ(Rummi Kub、10)