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メビウス便4月

4月のメビウス便はニュルンベルク発表の新作続々登場。

ラベンススバーガーからはクニツィアのレースゲームマルコポーロ(Marco Polo)とオンライン版もある子どもゲームメイク&ブレイク(Make’n Break)。

アバクスからシャハトの期待作、交易ゲームハンザ(Hansa)と子どもカードゲームネズミ(Mausen)。

去年のエッセンで発売されたコスモスの2人ゲームドラキュラ、マテウスがイラストを手がけたハンスのカードゲームサンクト・ペテルスブルク

以上6タイトルから半分を4月、残りを5月に。オプションとしてアミーゴアバクスの子どもカードゲーム。マイスターの窓さがし(Meister Scheibenkleister)、シュタウペのココナッツはどこ?(Wo ist die Kokosnuss?)、クライネフィッシュ風のピラニア(Kai Piranja)。(4/9)

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エルニーニョ

 ゲームマーケットで紳士服のたかのから発売されたゲーム漫才本。昨年のゲームマーケットで発表された第一作『Laugh out laud!』に続く第二弾。『爆笑問題の日本原論』*1のようなスタイルで、ボードゲームをネタにしている。タイトルははなまる作文ゲーム(糸井重里作/河田)からとったものだろうか。ジンクピリチオンと共に使いづらいカードだった。

 たかのさんがわざわざインドまで送って下さり、娯楽のないインド暮らしでは特別に楽しく読んだ。1度目はさらりと、2度目はじっくりと、3度目は面白いところを選んでというように、何度も読み返している。何度か読んでからだんだん可笑しくなってくるところがあるから不思議だ。

 今回はたかのさんの他に3人の寄稿者があり、それぞれの作風を楽しくことができる。芸人・テレビ・アニメネタは残念ながら分からないことが多かったが、そこを差し引いても十分面白い。特に面白かったのは(ネタバレにならないようにしています)

ワーウルフ(たかの作)
ロールプレイの魅力とスケープゴートの心理を鮮やかに描き出す
クニツィーア(Mattyan作)
ロード・オブ・ザ・リングの設定、実は!
初めてのゲーム(阿里政夫作)
ゲーマーの間でよく話題に上る「初めての人に出すゲーム」に新解答。
フォーム改造(姫村タクミ作)
思わず歌ってしまいました。

 前回一部で物議をかもしたブラックなネタは、今回全て伏字になっているのがちょっとだけ(本当にちょっとだけです)物足りない気もするが、その分普通にゲームを好きな人にも読んでもらえそう。ゲームマーケット以降の入手方法はよく分からないが、興味のある方はどうぞ。『Laugh out laud!』から続けて読めば、もっと面白いかもしれない。

http://www.edit.ne.jp/~takanos

追記:たかのさんの日記によれば名古屋バネストで委託販売されたとのこと。さらに通販にも乗りました。これで日本全国どこからでも入手可能です(ある限り)。

*1:買った直後に電車で読んで噴き出し、恥ずかしい思いをした本のひとつ。もう一つは『いじめてくん』(吉田戦車)