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ヒッポダイスにベルギー人女性

独 V.リースベスさん ボッフムのゲームサークル・ヒッポダイスゲームクラブは第16回ゲームデザイナーコンテスト(Spielautorenwetbewerb)の結果を発表しました。1位に輝いたのはベルギーのV.リースベスさんのハーレム。アラブの石油王となってお金を儲け、そのお金で外見や地位、宮殿をグレードアップしてたくさんの美女を囲うという刺激的なオークションゲームです。3〜5人用、12才以上、プレイ時間100分。

 今回ファイナルに残った7人のうち、優勝者のほかアメリカ、フランス、スイスと外国勢が5人という活躍を果たしました。Spielboxが公開する概要[PDF]にて各デザイナーはアドレスを公開し、メーカーからの打診を待ちます。

 、外国人が活躍していることで、次回以降造形家倶楽部以来の日本人入賞も期待されます。(Spielbox

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Spiele fur Zwei

「カタンの開拓者カードゲーム」と「カエサルとクレオパトラ」から始まったコスモス2人シリーズは、最新作の「ブルームーン」で26作目になる。そのうちフィナーレ、ドルンデンワルツ、フラワーパワー、指輪物語・探索の4タイトルを除いてまだ絶版になっていないのだから、なかなか健闘していると言えよう。

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http://www.kosmos.de/kosmos/kosmos.nsf/$ALLSOURCE/FS90592E003C585180C1256DFA00309AAE?opendocument

だが日本での紹介はあまり芳しくない。初めの頃はインパクトがあって次々と日本でも紹介されていたが、ここ2,3年は今ひとつ。メビウスが敬遠気味なのが大きな理由だが、出してもそれほど売れないというのが実情だろう。2人ゲームシリーズに乗り出したデカルト(トニー&ティーノなど)やラベンスバーガー(リシュリューなど)も、あっという間に忘れ去られたような気がする。

 少子化が進む日本で、夫婦で楽しんでいるという人は少なくないはずだし、TCGも2人プレイが基本スタイルなのに、どうしてドイツの2人専用ゲームはさほど受け入れられないのだろうか? ちょっと不思議だ。もしかしたら、ゲームサイトがあまり取り上げられないから評判にならず、買う人も少ないのかもしれない。2人ゲームでワイワイ盛り上がるというのはなかなか難しいから、紹介がどうしても地味になりがちだ。

 でもゲーム自体は受賞しているものも多いので、面白くないわけはない。息が詰まるような駆け引き、緊迫した勝負、僅差で勝つ喜び…この楽しさは多人数ゲームにないものだ。面白さは相手に左右されやすいが、気の合った人とじっくり取り組んでみたい。このジャンルが日本にあまり入らないのはあまりにもったいない。

 コスモス2人専用ゲームマラソンなどやったら面白いかもしれない。ひとまず、昨年のエッセンで発売された「ドラキュラ」と「逃げるが勝ち」はどうなんでしょう?