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ドイツゲーム本

(今年ではなく)昨年のゲームマーケットでグランペールの山上さんから持ちかけられたドイツゲームレビュー本の原稿をようやく書き終えた。1年半もかかったのか〜。
128ページで年間ゲーム大賞、キッズゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞を全て網羅している。シャーロックホームズのゲームブックやマジック:ザ・ギャザリングから、大聖堂、ズーロレットまで66タイトル。おまけとしてクラマーからシャハトまで6人のデザイナー紹介が入る。白黒だけど写真満載。
TGWのレポートをもとにして加筆修正していったのだが、紙媒体となるとルールを確認したり字数を揃えたりと結構時間がかかる。特に90年代後半のDSP(チグリスやタージマハル)がまとめるのにたいへんだった。新幹線の中、ノートパソコンで仕上げたこともある。
総文字数は約10万字に及ぶ。『トイプラス』が合計7万字、『ボードゲーム天国』への寄稿が5.5万字だったから、過去最大級の執筆量だ。これ博論にならないかな(ウソウソ)。
後から読み返すと、文体にそのときに読んでいた本の影響が出ていて、論文調のこともあればフレンドリーになったりと同じ人物が書いたように思えない。前のほうはすっかり忘れていて、校正しながら読んでいて唸らせられたり、いまさら買ってみたくなったり。
タイトルは『ドイツゲームでしょう!』になる見込み。発売は11月のTGFが一応の目標。どれくらい売れるか分からないけれども乞うご期待。

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フィンランド年間ゲーム大賞に『ウボンゴ』

フィンランド年間ゲーム大賞(Vuoden Peli)の審査委員会は、今年の大賞に『ウボンゴ』を選んだ模様だ。ホームページがアクセスできない状態になっているが、オンラインSpielboxが報じた。
『ウボンゴ』は2005年に発売されて以来、ドイツでも人気アイテムとなっており、売り上げは累計20万セット近くに達しているという。ドイツ年間ゲーム大賞でノミネートにも推薦リストにも入らなかったボードゲームとしてこれだけの人気は珍しい(ドイツゲーム賞は4位)。
この人気を受けてコスモス社は携帯版『ウボンゴ・ミニ』を発売、今秋には難易度の高い『ウボンゴ・エクストリーム』の発売を予定する。
過去のフィンランド年間ゲーム大賞は2004年に『カルカソンヌ』、2005年に『チケットトゥライド』、2006年に『ペンタゴ(Pentago)』に贈られている。
spielbox-online: Finnland: And the Winner is … Ubongo