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『それはオレの魚だ!』日本語版、本日発売

アークライトは本日、タイル取りゲーム『それはオレの魚だ!(Hey! That’s My Fish!)』日本語版を発売した。2~4人用、8歳以上、20分、1,680円。
六角形のタイルを並べた氷原で、いかにたくさん魚を取れるか競う。ペンギンはまっすぐ移動して、そのたびにタイルがなくなっていく。足場がなくならないように先の先を読んで、ペンギンの移動先を考えなければならない。見た目のかわいさからは想像できない奥深いゲームだ。
2003年にドイツのバンブス・シュピーレから230部限定で発売されたがすぐに売り切れ。2005年にオランダのファランクス社とアメリカのメイフェア社が英語版を発売し、オランダゲーム賞ノミネート、ドイツ年間ゲーム大賞で推薦リスト、日本ボードゲーム大賞入門者部門1位、ゴールデンギーク賞ノミネートなど高い評価を得ている。
これまで販売されていたDX版は大箱で実勢価格が5000〜6000円だったため、初めての人にもオススメしたいゲームとしては値段がネックになっていた。値段に合わせてコンパクトになり(12.5cm四方)、持ち運びにも便利になる。まとめ買いして、みんなに配ってはいかが。
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ヒットorミス(Hit or Miss)

普通じゃない答えが普通になる不思議
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紙と鉛筆さえあれば遊べる多人数ゲームに『フラッシュ』というのがある。お題から連想する答えを書いて、同じ答えを書いた人の数だけ得点になるというもので、メンバーの趣味や発想を知るのにうってつけである。
これに一捻り加えたのが『ヒットorミス』。自分の書いた答えを披露して採点するとき、ひとりひとりダイスを振って、「ヒット」が出れば言った答えを書いた人数、「ミス」が出れば言った答えを書かなかった人数が得点になる。どの答えを言うかは、ダイスを振ってから選べる。
このルールでは、答えの書き方からして異なる。『フラッシュ』ではみんなが思いつきそうな答えを考えるが、『ヒットorミス』では、ミス用のマイナーな答えを考えておかなくてはならない(もちろん、お題に合致していないとNG)。砂時計が落ちるまでに、両方の答えを書くのはたいへん。
「空にあるもの」では「月」や「星」が多数派になるかに見えたが、宇宙にあるものは含まない派が結構いて意外と得点が伸びなかったり、「忘れやすいもの」では「かさ」や「さいふ」と並んで「理性」なんていう答えが出てきたり。マイナー狙いの発想もまた楽しい。
「これくらい誰でも書いているだろう」と思ったものが誰も書いていなかったり、逆に「これは誰も書いていないだろう」と思ったものがみんな書いていたりと、自分の予想と現実とのギャップが面白い。1位は、ヒットで確実に得点したcarlさん。ミスは割と得点しやすいので、ヒットでどれくらい当てられるかが勝負になるようだ。
Hit or Miss
G.J.ドナー、B.S.スペンス、M.S.スティア/ゲームライト(2006)
3〜8人用/10歳以上/30分
Amazon.com: Hit or Miss Game