ルーマニア年間ゲーム大賞に『ツォルキン:マヤ神聖暦』
ルーマニアのボードゲームサイト”Jocul Anului(年間ゲーム大賞)”は今月1日、2012年のルーマニア年間ゲーム大賞を発表した。投票と審査員推薦で選ばれたノミネート作品の中から、『スターウォーズ・Xウィングミニチュアゲーム(Star Wars: X-Wing Miniatures Game)』が入門者部門に、『ツォルキン:マヤ神聖暦(Tzolk’in: The Mayan Calendar)』がアドバンスト部門に選ばれた。
昨年は『エクリプス』を両部門の大賞に選んだ筋金入りのゲーム賞。今年は選考方法を整備して、ボードゲームギークの重さ評価(1軽い~6重いのユーザー評価平均)が2.8以下を入門者部門、2.81以上をアドバンスト部門に分けた。
ノミネートは一般ユーザーの投票をネットで受け付けられ、3位までが自動でノミネート入り、4~10位から3タイトルを審査員が選んでノミネートに入れた。入門者部門は『スターウォーズ』のほか、『ラブレター』『十二季節の魔法使い』『ウォーターディーブの支配者たち』『シティービルダー』『ディクシット・ジャーニー』がノミネートに入り、アドバンスト部門には『ツォルキン』のほか、『テラミスティカ』『アンドロイド:ネットランナー』『CO2』『ディセント』『エクソダス』がノミネートに入っている。
ノミネート作品は審査員がシステム25%、インタラクション10%、テーマ20%、コンポーネント15%、個人的な評価30%で採点し、大賞を決定した。日本のカナイセイジ氏の作品である『ラブレター』が入門者部門の2位に選ばれている。
ルーマニア語版のベストゲーム部門には『七王国の玉座』が選ばれ、キッズ部門は開催されなかった。
・Castigatorii premiilor Jocul Anului in Romania 2012
マンション・オブ・マッドネス拡張『野生の呼び声』日本語版、8月10日発売
アークライトは8月10日、クトゥルフ神話のボードゲーム『マンション・オブ・マッドネス』の拡張セット『野生の呼び声(Call of the Wild)』日本語版を発売する。2~5人用、14歳以上、120~180分、6300円。プレイするには『マンション・オブ・マッドネス』本体が必要となる。
ファンタジーフライト社(アメリカ)が今年発売したばかりの拡張セット。『魔女の帰還』『銀のタブレット』『禁じられた錬金術』『死が二人を分かつまで』『恐怖の館』『イエローサイン』に続く7番目の拡張(日本語版としては6番目の拡張)セットは、箱・分量ともにこれまでにないビッグサイズとなった。
個性的なシナリオを5本収録。驚くべき結末が待つ犯人探しをテーマとしたシナリオや、ゲームマスター自身がパズルを解かなければならないシナリオ、ゲームマスター不要の完全協力型のシナリオなど、多彩なシナリオが用意されている。カードが200枚ほど追加され、同梱される新規フィギュア15体には、「ダンウィッチの怪物」や「黒い仔山羊」などが登場する。
・アークライトゲームズ:マンション・オブ・マッドネス拡張セット:野生の呼び声 完全日本語版