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『ナゲッツ』日本語版発売

ニューゲームズオーダー(東京・立川)は27日、柵を置いて黄金のナゲットを取り合うボードゲーム『ナゲッツ(Nuggets)』日本語版を発売した。C.コンラート作、2~4人用、8歳以上、30分、2500円。
大手ファーストフードチェーン・ナゲットキングの新作ナゲットを、動物たちが取り合う。柵を置くか、自分のチップを裏向きに置いて陣取りをし、高価なナゲットを獲得することを目指す。シンプルながらブラフの要素もあり、さまざまな展開が楽しめる作品だ。読み合いの熱い2人プレイ、漁夫の利を取り合う3人プレイ、2対2のチーム戦が楽しめる4人プレイと、人数によってプレイ感が変わるところも面白い。
オリジナルはウィニングムーヴズ社(ドイツ)が2003年に発売した金鉱掘りゲーム。安価・手軽で奥の深い「コンパクトゲームシリーズ」として発売された。ドイツ語版は地味なコンポーネントだったが、今回のリメイクでは『ファブフィブ』のリメイクを手がけたタンサンファブリーク(京都)がアートワークを担当。コミカルなコンポーネントに生まれ変わっている。ニューゲームズオーダーはこれからボードゲームを始める人にオススメの、ベーシックかつ面白いボードゲーム「さいしょのいっこ」と位置づけている。
ちなみにブラックロック出版(フランス)も、舞台をファンタジー世界にしてリメイクし、『アルマデーラ(Armadöra)』というタイトルで今秋発売する。いずれも10年ぶりのリメイクだが、この作品が時代を経ても色あせていないことを示すものだろう。
ニューゲームズオーダー:ナゲッツ
B2FGames:ナゲッツ。ボードゲームの「さいしょのいっこ」にどうぞ。
play:game評価コメントリスト:ナゲッツ
ナゲッツ日本語版(コンポーネント)

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シュピール’13新作情報:パールゲームズ

『トロワ』と『トゥルネー』で高いオリジナリティが評価されたベルギーの出版社です。4年目の出展となる今回は、昨年の作品の拡張と共に、ベルギーの首都をテーマにした作品を発表します。
ブリュッセル1893(箱)ブリュッセル1893年(Bruxelles 1893)
E.エスプルマン作、2~5人用、13歳以上、90分。
19世紀後半の建築家となって、アール・ヌーヴォーの建築物を競い合います。高級資材を獲得し、家を建て、パトロンを探し、芸術的な建築作品を作り、それを販売してお金や名声を得ます。しかしこういったアクションにはお金がかかります。無料でできるアクションには、低級資材の獲得、パトロンの活用、株取引などがありますが、ワーカーを失う可能性があります。全員がアクションの選択をパスしたらラウンド終了で、作品の展示を行って、名声ポイントやボーナスカードを得ます。4ラウンドでゲーム終了となり、最も得点の多い建築家が勝ちです。ワーカープレイスメントに、競りとエリアマジョリティの要素を加えたゲーマーズゲームです。
ブリュッセル1893
ギンコポリス拡張ギンコポリス:専門家(Ginkgopolis: The Experts)
X.ジョルジュ作、2~5人用、13歳以上、60分。
昨年のエッセンで発売された都市開発ゲーム『ギンコポリス』の拡張セットです。ギンコポリスの開発が成功したことで、芸術家、エンジニア、銀行家、ジャーナリストなどの専門家が集まってきました。アイデアコンテストとキャンペーンによってインパクトのあるアヴァンギャルドな建物が生まれました。しかしこれらの建物はあまりに大きく、喚起をよくするために緑のスペースを設ける必要も出てきました。
21~23番の建物、名声を生む24番と25番の建物、専門家、イベント、緑のエリアという5つのモジュールが入っており、好きなものだけ加えて拡張することができます。
ギンコポリス拡張(専門家カード)ギンコポリス拡張(建物カード)