『ルイス・クラーク探検隊』に高い評価、ドイツ
新作ゲーム会の評価アンケートを毎年実施しているザウアーラント・ゲーム会(Spieletreff Sauerland)は今年の結果を発表した。1位には『ルイス・クラーク探検隊』が選ばれている。
ザウアーラント・ゲーム会は毎年11月に10日間、ドイツ中西部の都市ヴィリンゲンのホテルを会場にして行われるゲーム会。全日でも2食付き459ユーロ(65000円)で参加できる。ボードゲームは協賛する出版社が提供。今年は24社が協賛した。
154名の参加者による投票結果は以下の通り。ホビージャパンからまもなく発売となるフランスの探検ゲーム『ルイス・クラーク探検隊』が1位となっている。2位にはシュピールヴォルクス社の重量級ゲーム『石炭とコロニー(Kohle & Kolonie)、3位にはルックアウトシュピーレの『カヴェルナ(Caverna)』が選ばれた。
この3タイトルは、規定投票に達しないなどの理由からシュピール’13のスカウトアクションにはランクインしていない。また、こちらは軽いゲームにも高い評価が集まっており、両方の評価アンケートで10位以内に入ったのは『ロシアンレイルロード』と『ラブレター』の2タイトルに留まっている。
1位:ルイス・クラーク探検隊(Lewis & Clark / ルドノート)1.64
2位:石炭とコロニー(Kohle & Kolonie / シュピールヴォルクス)1.67
3位:カヴェルナ(Caverna: Die Höhlenbauern / ルックアウト)1.74
4位:ドッグDX(Dog Deluxe / シュミット)1.75
5位:クウィックスDX(Qwixx Deluxe / ニュルンベルガー)1.82
5位:ネイションズ(Nations / アスモデ)1.82
6位:ロシアン・レイルロード(Russian Railroads / ハンス・イム・グリュック)1.89
7位:セット(Set / アミーゴ)1.93
8位:オバケの塔(Gespensterturm / アミーゴ)2.00
9位:ラブレター(Love Letter / ペガサスシュピーレ)2.04
10位:クウィックスXL(Qwixx XL / ニュルンベルガー)2.08
(スカウトアクションで上位だった作品の順位)
13位:ロココの仕立屋、15位:コンコルディア、20位:スパイリウム、23位:マデイラ、32位:ブリュッセル1893年、36位:ウーゴ、40位:グラスロード、48位:カシュガル
(1最高~6最低の6段階評価で平均によるランキング。10票以上)
・Spieletreff Sauerland 2013:Spiele nach Rangfolge
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:叡智と闘争』日本語版、1月中旬
ホビージャパンは1月中旬、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム』の拡張セット第2弾『叡智と闘争(Wisdom and Warfare)』日本語版を発売する。2~4人用、14歳以上、120~240分、4830円。プレイするためには『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム』が必要。
ベストセラーコンピューターゲームをボードゲーム化した『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム』に更なる続編が登場。この拡張セットを導入することで、新たな文明としてアステカ、イギリス、フランス、日本、モンゴル、ズールーが加わる。これらの文明はPC版でも人気があり、ファンが導入を心待ちにしていたもの。特にパッケージ絵にもなっている日本文明の登場は、日本人プレイヤーにはとても楽しみなところとなっている。
また新ルール「社会政策」により、「平和主義」や「拡張主義」など戦略に合った文化傾向を選べ、展開が一層多様化していくほか、新都市アクション「建設計画」により、生産力を一時的に倍増することができる。
また戦闘のルールを一新してより高度な駆け引きが生まれ、新技術の「海軍」により「造船所」を利用できるようにもなった。さらに新たな技術と文化イベント、文化遺産(「大灯台」「ゼウス像」「レオナルドの工房」などPC版でおなじみのものも)、遺跡、小屋/村なども加えられる。
これらはルールは「富と名声」同様にそれぞれ取捨選択できるため、好みや習熟度に合わせて使用してよい。オリジナルはファンタジーフライト社(アメリカ)によるもので、今年9月に英語版が発売されたばかりの新作。