『ブループリント』日本語版、7月下旬発売
ホビージャパンは7月下旬、ダイスを積み重ねる建築ゲーム『ブループリント(Blueprints)』日本語版を発売する。Y.トゥーリニ作、2~4人用、14歳以上、30分、3000円(税別)。
カナダ人デザイナーの作品で、2013年にズィーマンゲームズ(カナダ)が発売。英語版が日本に発売され、人気のため品切れになっていた作品。
プレイヤーは建築士となり、賞や偉業の達成を目指して、3ラウンドにわたって競い合う。ラウンドごとに、各プレイヤーは4種類の建設資材(ダイス)を使って、ランダムに割り当てられた青写真(ブループリント)カードに従った建物を建設していく。
ダイスを積み上げるにはその目が重要で、上に積み上げるダイスは下のダイス以上の目でなければならない。建物はそのダイスの色と配置の組み合わせによって点数が異なり、設計図通りだったらボーナスもある。しかしさまざまな偉業を達成するためには、計画から逸脱して即興で建設する必要があるかもしれない。
手軽なダイス・ドラフトとパズルのような得点計算で、簡単ながらも悩ましいダイスゲームだ。
・ホビージャパン:ブループリント日本語版
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ポルトガル年間ゲーム大賞に『ネイションズ』
ポルトガルのボードゲームサイト「シュピール・ポルトガル」は7月10日、2013年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)を発表した。5タイトルの最終候補から、審査委員会の投票でフィンランドの『ネイションズ(Nations)』が選ばれた。
ポルトガル年間ゲーム大賞は2006年からスタートし、8回目を迎える。サイトのメンバーが10タイトルの新作を挙げ、その中から最終候補を5タイトルに絞って投票にかけられる。コンポーネント、テーマ、システム、繰り返しプレイする価値、インタラクション、総合的な楽しさの6項目で審査され、ベストゲームが決まる仕組み。過去には『トロワ』『アグリコラ』『ブラス』『祈り働け』『キーフラワー』などのゲーマーズゲームが選ばれている。
『ネイションズ』は昨秋のエッセン・シュピールで発売された歴史ボードゲーム。紀元前から第一次大戦まで、国家を育てるというスケールの大きな作品で、国内販売価格12,000円、プレイ時間3時間クラスの重量級だ。ポルトガル年間ゲーム賞からは、恒例の授賞したゲームをあしらった美しいトロフィーを授与される。
【ポルトガル年間ゲーム大賞2013】
大賞:ネイションズ(Nations / R.ホッカンソン、N.ホッカンソン、E.ローゼン、R.ローゼン作 / ラウタペリト)
ノミネート:ロシアンレールロード、コンコルディア、ルイス・クラーク探検隊、石炭とコロニー(Kohle & Kolonie)
・Spiel Portugal:Nations – Jogo do Ano Spiel Portugal
