ダイスも手札のトリックテイキング『ノコスダイス』新版、11月30日発売
Engamesは11月30日、『ノコスダイス』2023年版を発売する。ゲームデザイン・松本裕介、イラスト・別府さい、3~5人用、10歳以上、45~60分、2750円(税込)。
配られたカードだけでなく、ドラフトしたダイスも手札として使えるトリックテイキングゲームで、ゲームマーケット2016神戸でQuoth Gamesが発表したものを、Engamesが2019年に一般発売。アメリカのボードゲームイベントで紹介されたことがきっかけとなって国内だけでなく海外からも大きな注目を浴び、今年のエッセン・シュピールではEngames自らが再版したものを出展して完売。待ち時間45分という長い行列ができた。
手札のほかに、袋から引いて振ったダイスをもち、さらに場で振られたダイスを1個ずつドラフトする。ダイスにも色があり、公開の手札として使える。これらを使ってマストフォローのトリックテイキングを行う。最終的な獲得トリック数と、最後に残ったダイスの出目が一致することを目指す(ただし0トリック宣言は最初に行う)。
お互いのダイスが見える状態で、手札から出すかダイスから出すか、そして手札としても使えるダイスのうちどれを残せばいいかスリリングな選択が待っている。
新版はカードがポーカーサイズになり、5人までプレイ可能になったほか、ダイススタンド、プレイヤーボード、得点計算用シート、0トリック宣言ダイスを追加して遊びやすくなった。0トリック宣言ダイスによって、最後まで全員がダイスを残しておけるようになったのはまさに「ノコスダイス」だ。
内容物: 数字カード 40枚、早見表 5枚、ダイス 27個、ダイススタンド 1個、プレイヤーボード 5枚、ダイスバッグ 1袋、得点計算シート 1冊、説明書(日本語、英語)2枚
コンポーネントグレードアップ&追加の武将『天下鳴動DELUXE』11月下旬発売
ホビージャパンは11月下旬、『天下鳴動DELUXE』を発売する。ゲームデザイン:与儀新一、アートワーク:ヤマモトマサアキ、2~4人用、10歳以上、30分、4290円(税込)。
ゲームマーケット大賞を獲得し、同社から一般発売された作品をアップグレード。コンポーネントが豪華になったほか、プレイヤー人数分のダイスや、新たな「武将カード」「武将コマ」を使用する追加ルールを新規に収録した。
プレイヤーは戦国武将となって、日本全国の城取り合戦を繰り広げる。手番には3つのダイスを振って組み合わせ、その数字の城に自分の兵士コマを送る。最後は城ごとに多く兵士を配置したプレイヤーに得点が入るエリアマジョリティで得点を獲得するが、1位を取れると隣接する城に援軍を送ることができり、そこでも1位を取れると・・・という連鎖反応で戦果がダイナミックに変わる。
名だたる智将の力を手に、天下を決する大いくさを攻略しよう。
内容物:地図ボード 1枚、城チップ(大)11枚、城チップ(小)11枚、刀チップ 4枚、兵コマ 72個(赤青黄黒 各18個)、武将コマ 4個(赤青黄黒各1個)、援軍コマ 30個(白)、軍略カード 12枚、武将カード 6枚、サイコロ 12個(赤青黄黒各3個)、説明書 1部
天下鳴動DELUXE(Ramble Nation DX / Yogi / Hobby Japan ,2023)
手札として持ち、ゲーム中1回だけ能力を発動する武将を追加し、没入感がアップ。タイルの配置によって毎回変わる重要戦略ポイントにも影響し、ダイスをどう組み合わせるか、あるいは振り直すかに影響して考えることが増えた pic.twitter.com/0dHjx4lhxA— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) February 5, 2024