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ドイツ市場2014、前年比2.8%縮小

ドイツの主要19社からなるボードゲーム出版社協会は、昨年のドイツでのボードゲーム・カードゲームの売上が前年比で2.8%縮小したことを発表した。売上総額については明らかにしていないが、「近年は3億8000万~4億ユーロ(507~534億円)の間を推移している」としている。
大人用ボードゲームで8.5%減、戦略ゲームに限ると13.6%と落ち込みが激しく、少子化の影響により、キッズゲームも7%減。3分の1ほどを占める古典ファミリーゲーム、アクションファミリーゲーム、ダイスゲーム、ワードゲームが8.6%増と好調で、全体の縮小幅を抑えているという。
H.フッター代表は「過去10年間にデジタルゲームのブームや、ドイツで2005年から出生率の低下があったにも関わらず、ファミリーゲーム、キッズゲームで高い売上水準を維持している」と述べているが、国際的にみるとドイツゲームの影響力が弱まっている様子が伺える。
Spielverlage e.V.:Klassische Familienspiele waren 2014 Trumpf

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ペガサスシュピーレ、セレクタ13タイトルを引き継ぎ

ペガサスシュピーレ(ドイツ)は22日、『ねことねずみの大レース(写真)』など、セレクタ社(ドイツ)の主要13タイトルを引き継いで発売することを発表した。
『キャメルアップ』と『イスタンブール』でドイツ年間ゲーム大賞・エキスパートゲーム大賞を獲得し波にのるペガサスシュピーレ。2015年はキッズゲームのジャンルに進出することになった。セレクタ社から引き継ぐ13タイトルには、ドイツ年間キッズゲーム大賞の『ねことねずみの大レース(Viva Topo!)』と『てんとう虫の仮装パーティー(Maskenball der Käfer)』が含まれている。
今年後半にはこの2タイトルのほか、『ニーノ・コニーロ(Nino Conillo)』『いかだ動物園(Zoowaboo)』が新しいデザインで発売される。また今後も、ファミリー・キッズゲームの分野で20タイトル以上の新作を準備しているという。
セレクタ社はかつて、ハバ社と並んでドイツを代表するキッズゲームの出版社だったが、2012年から新作を発表していない。今後は木のおもちゃや、3歳までのゲームに専念する。現在セレクタ社がもっている在庫もペガサスシュピーレに移管される。
Pegasus Spiele:Viva Topo! Pegasus übernimmt Selecta Kinderspiele