シュピール15:2Fシュピーレ
★504(504)
F.フリーゼ作、2~4人用、12歳以上、30~120分。
遠い銀河に才能ある学者たちが住んでいました。いわゆる「ルドゾフ(遊びを愛する者)」です。彼らは巨大な空洞の中に504の小さな世界を創造しました。各民族に基本的な法律とルールをプログラムし、3つの異なる原則を守らなければいけないようにしました。ルドゾフは小さな世界をよく観察した上で、徐々にほかの原理を試し、ライバルよりも民族を繁栄させたいと思うようになりました。やがてそのその世界の中で、最も名誉ある文明をもつことが重要になりました。こうして巨大な空洞の中では、今まで見たことのない世界がどんどんできていきました。
『504』は革命的なモジュール式のシステムです。504のゲームが1つの箱に入っています。輸送、競争、特権、軍事、発見、街道、多数決、生産、株という9つのモジュールを組み合わせて、それぞれ独特なプレイ感のゲームができます。例えば世界を発見して特権を手に入れるレースゲーム(253番)、みんなでルート網を作り、企業を設立して労働者を雇う18XX系の株ゲーム(968番)。品物を輸送してお金を稼ぎ、多数決で勝利点を取る戦争ゲーム(417番)などです。
504のゲームのルールが入った「世界の本」1冊、ゲームボード、街道・勝利点・品物のタイル、株・特権・得点のカード、住民・勝利点・本部・輸送車の木製コマ、ダイス、コインなどが大量のコンポーネントが入っています。
★電力会社:株式上場(Funkenschlag – Erweiterung Die Aktiengesellschaftent)
F.フリーゼ作、2~6人用、12歳以上、120分。
『電力会社』の10番目の拡張セットで、『電力会社デラックス』の1番目の拡張セットです。
プレイヤーはさまざまな株式会社の株主となって、財産を築くことを目指します。市場で最も大きい電力会社の配当を手に入れることを目指すルールと、自らが小さな株式会社を経営して電力市場で成功することを目指すルールがあります。会社経営ルールでは、株を売って資金を得、そのお金でライバルの成功した会社の株を手に入れます。
これまでの拡張セットや発電所を組み合わせると、222通りの組み合わせで遊べます。また、この株のルールは『504』の9番モジュールに基づいています。
フィンランド年間ゲーム大賞2015に『ニューヨーク1901』ほか
フィンランド玩具協会は8月27日、今年のフィンランド年間ゲーム大賞(Vuoden peli)を発表した。大賞および最終候補作品は以下の通り。
フィンランド年間ゲーム大賞は、ノルウェーなどと同様にメーカーがエントリー料を支払って推薦した作品を審査委員が選び、候補、最終候補、大賞の順に絞り込む仕組み。1994年から始まり22回目となる。
過去にはファミリーゲーム部門で『バトルシープ』『おばけキャッチ』『禁断の島』などが、ストラテジーゲーム部門で『宝石の煌めき』『秦』『パリコネクション』などが選ばれている。
ファミリーゲーム部門の『ポートロイヤル』とパーティーゲーム部門の『テレストレーション』は日本語版も発売されている。またストラテジーゲーム部門の『ニューヨーク1901』はブルーオレンジゲームズ(アメリカ)が8月に発売したばかりの新作で、日本ではテンデイズゲームズで取り扱いが始まったばかりだ。
【フィンランド年間ゲーム大賞2015】
キッズゲーム部門:ムッカパッツァ(Mucca Pazza、コンピート)
ファミリーゲーム部門:ポートロイヤル(Port Royal、ラウタペリト)
ストラテジーゲーム部門:ニューヨーク1901(New York 1901、コンピート)
パーティーゲーム部門:テレストレーション(Huhupuheita、コンピート)
・Lautapeliopas:Vuoden peli -voittajat 2015