ニュルンベルク16新作情報:ツォッホ出版
★アイスカルト(Ice Cult)
J.ウェザレル作、2~4人用、10歳以上、20~30分。
中央にある4つのダイスを2回だけ回して、行きたい方向と移動マークを出します。ダイスは透明なので、下の面にどの矢印やマークがあるかが分かります。その矢印に沿って、シロクマを移動します。ほかのシロクマの上にうまく乗って、自分のコマ5つを先にゴールさせたら勝ちです。
★クーノ(Kuhno)
T.シャポー作、2~5人用、8歳以上、15~20分。
色とりどりのウシたちと、ウシに群がるハエ「クーノ」をめぐるトリックテイキングゲーム。クーノがウシたちに、牧場でどこに、いつ、どのようにいるかを指示します。プレイヤーはクーノのルールに従ってウシカードを出し、ブチ模様が最も正しいウシが取ります。全部のウシを牧場に出したプレイヤーが勝者です。
★導火線(Lunte)
B.ホワイトヒル作、3人以上、8歳以上、10~15分。
2014年にミュッケシュピーレから発売された作品のリメイク。導火線に火が付けられました。誰かが爆弾を置くまで、導火線を伸ばしていきます。爆弾を早く出し過ぎると、高い得点がもらえません。爆発できるのは1人2回だけ。派手に爆発させられるのは誰でしょうか。
★おばけキャッチ:おばけのドー(Spooky Doo)
J.ゼメ作、2~8人用、8歳以上、20~30分。
『おばけキャッチ』の新版で、缶入りになり、新しいアイテムが2つとルールが加わりました。
★畑に飛び込め!(Spring ins Feld!)
A.ドライアー・ブリュックナー、K.ツォッホ作、2~4人用、4歳以上、15分。
お花のことしか頭にない庭師がいます。透明の帽子の中にダイスが入っており、区画を移動するうちに頭の中で花の色が決まります。その色の花を摘み、全部の色の花を摘み、2匹の蝶を止まらせましょう。それが最初にできた人が勝者です。
13諸島の秘宝(Der Schatz der 13 Inseln)
まだそんなに飛んでないよ
13の島を目隠しで回って宝を集めるキッズゲーム。2015年のすごろくやゲーム大賞に選ばれている。意外に広い盤面に、子供より大人の方が距離感覚がなくなって混乱する。
各自、カードに指示された宝を集めるのが目的。各島にはチップが3枚ずつあり、裏返しになっている。手番には、行きたい島を宣言し、お面で目隠しして自分のコマを指で押して進める。途中の穴に落ちたらダメージ。ダメージが蓄積すると、端の島に強制的に飛ばされてしまう。
島に着いたら(自分では分からないのでほかの人に教えてもらう)、そこにあるチップを1枚めくり、今集めている宝だったらゲットできる。2枚集まったら次のカードへ。こうして3回、カードに指示された2つの宝を揃えると、どの島に最後のお宝があるかが分かる仕組み。
今回3人プレイで、ほぼノーミスだったにも関わらず、めくり運が悪くて欲しい宝がほとんど取れないまま終わってしまった。指先の器用さよりも運の要素が大きいように感じられるが、ゲームの面白さは間違いなく、目隠しで進める距離感覚の狂いにある。
スタートしてわずか5cmで穴に落ちるとおかしい。しかし当の本人は真剣に分からない。ほかの人は、目的の島に入るまでは黙って見守っているばかり。その中コマを進める緊張感と、つまらない穴に落ちたときの笑いがこのゲームの醍醐味のようだ。
Der Schatz der 13 Inseln
M.トイブナー/ハバ(2015年)
2~4人用/6歳以上/20分
すごろくや:13諸島の秘宝