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グループSNEコンテスト入賞『ギャンブラー×ギャンブル!』、2月20日発売

cosaicは2月20日、グループSNEのボード/カードゲームコンテスト優秀作『ギャンブラー×ギャンブル!』を発売する。デザイン・宮野華也、イラスト・平沢下戸、ディペロップ・安田均、3~4人用、10歳以上、15~30分、1,800円(税別)。2月21日のゲームマーケット神戸にて、グループSNEブース(A06)にて試遊可能。
2015年に初めて開催されたグループSNEボード/カードゲームコンテストで優秀作品に選ばれた2作品のひとつが、製品版として登場する(もう1作品は3月発売予定)。
カジノを潰すために集められたギャンブラーとなり、誰が一番稼げるかを競うカードゲーム。ほかのプレイヤーを出しぬいて、カジノに最も大きな損害を与えた者だけが報酬にありつける。
ギャンブラーカードには1~9の当たりナンバーが記されており、各プレイヤーは手札にある0~3の運命カードを1枚ずつプレイして、その数字の合計値が所持しているギャンブラーの当たりナンバーと合致することを狙う。ギャンブラーカードは各自の前に置いてあるので、どの数字を目指しているかが分かる。ほかのプレイヤーの当たりナンバーを避け、自分だけが当たるにはどの運命カードをプレイすればよいだろうか? 読み合いとブラフ渦巻くギャンブルが繰り広げられる。
グループSNE:ギャンブラー×ギャンブル! 製品紹介

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ヘンギスト(Hengist)

どれにしようか村のルート
ヘンギスト
イングランドを舞台に村々を略奪してお宝を集める2人用ゲーム。U.ローゼンベルクの作品で、『パッチワーク』に続くルックアウトシュピーレの2人用ゲームシリーズとして昨秋に発売された。途中のルートはあみだくじのようになっていて、お宝の価値は、行ってみるまで分からない。
自分の番には手札のカードを出して、船から上陸したコマを移動させる。道にはシンボルが書いてあり、それに合致するカードを出さなければならない。ルートによっては一度に2枚も3枚も出さなければいけないこともある。
手番の最後に補充するカードは原則2枚。しかしコマを多く出していればその分だけ補充枚数が増える。
村の奥は道タイルが裏返しになっていて、行ってみるまで分からない。カードを出したときに道タイルを自分だけ見て、どのルートがどの村につながっていくかを知り、その村のチップを獲得する。カードを多く出さなければいけないルートのほうが高いお宝が手に入るようになっているが、ときどき裏切られる。「な、なんじゃそりゃ!」失敗を防ぐためには、先に相手に取らせて様子をうかがうという方法もある。
カードの中にはワイルドカードである「発見者」カードがある。どのシンボルの代わりにもなるし、ルートを予め確認したり、死んだコマを復活させたりできるが、これが出るたびに船が1マス右に移動する。船が2回移動すると、湾タイルが1枚スクロールアウトし、右側に加えられる。このとき前のタイルにいたコマは死亡、お宝も消えてしまう。そうなる前に、先のタイルに急ごう。湾タイルが4回スクロールアウトしたらゲーム終了。
2人プレイで15分ほど。高得点の宝チップをなかなか取れず敗北。先手を打って失敗することが多かったので、もう少し様子を見たほうが良かったかもしれない。
手札の状況で行ける村が決まってくる上に、どの村に着くかは道タイル次第と、運の要素が大きい分、気軽にプレイして結果に一喜一憂できた。ただし発見者カードを出すか出さないかは少し考える。発見者カードを出せば望みのルートを行けるわけだが、そうすることで一番左の湾タイルにいる自分のコマが消えてしまう。しかしそのままにしておくと、相手からスクロールアウトされてしまうかもしれない。焦りが募るゲームである。
Hengist
U.ローゼンベルク/ルックアウトシュピーレ(2015年)
2人用/7歳以上/20分