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フェルト作『デルフォイの神託』日本語版、11月下旬発売

ホビージャパンは11月下旬、古代ギリシャを舞台にした冒険ゲーム『デルフォイの神託(Das Orakel von Delphi)』日本語版を発売する。デザイン・S.フェルト、イラスト・D.ローハウゼン、2~4人用 12歳以上、60~100分、6000円(税別)。
今年のシュピールでホールゲームズ(ドイツ)から発表され、スカウトアクションでも7位に入った作品。ホールゲームズがS.フェルトの作品をリリースするのは『ルナ』『アクアスフィア』に続いて3タイトル目となる。
ギリシャの雷と空の神ゼウスが、最も勇敢な者を決める競争を開催した。ゼウスが与えた12の試練―優美な彫像の設置、荘厳な聖廟の建設、大量の捧げ物の奉納、最も恐ろしい怪物の打倒―を最初に達成するべく、プレイヤーは船を準備してエーゲ海に出航する。神秘的なデルフォイの神託神殿の巫女ピュティアに教えを請い、その神託に従って進むべき正しい道を見つけるのだ。
六角形タイルのゲームボードに散らばった島々に船で移動し、3個の神託ダイスを振って実行できるアクションが決められる。神々からの助力で特殊能力を身につけることもできる。こうして12の試練を全て達成し、ゼウスのところに早く戻ったプレイヤーが勝利する。
船の装備やゲームボードの配置はゲームごとに変わり、そのたびに戦略も展開も変わるゲーマーズゲームだ。
内容物:ボードタイル12枚、都市タイル6枚、島タイル12枚、恩恵トークン34枚、ゼウスタイル48枚、船タイル8枚、盾4枚、アクションサマリー4枚、ゼウス駒1個、捧げ物駒24個、神殿駒6個、怪物駒24個、彫像駒18個、神駒24個、聖廟駒12個、船駒4個、神託ダイス12個、戦闘ダイス1個、タイタンダイス1個、負傷カード42枚、神託カード30枚、装備カード22枚、仲間カード18枚、プレイヤーボード4枚、ルールブック1冊

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シュピール16:スカウトアクション

ボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は、日曜日まで行われていたドイツのボードゲームメッセ「シュピール」にて、新作の人気投票「スカウトアクション(Scoutaktion)」を行い、結果を発表した。結果は以下の通り。

【フェアプレイ・スカウトアクション】
1位:オーディンの祝祭(Ein Fest für Odin/フォイヤーラント)
1位:グレートウェスタントレイル(Great Western Trail/エッガートシュピーレ)
1位:ファーストクラス(First Class/ハンス・イム・グリュック)
2位:レイルロード・レヴォリューション(Railroad Revolution/ホワッツユアゲーム?)
3位:テラフォーミング・マース(Terraforming Mars/ストロングホールド)
3位:ロール・フォー・ザ・ギャラクシー(Roll for the Galaxy/リオグランデ)
4位:ウルムの黄金時代(Ulm/フッフ&フレンズ)
5位:コードネーム・ピクチャーズ(Codenames: Pictures/チェコゲームズ出版)
5位:コテージガーデン(Cottage Garden/シュピールヴィーゼ)
6位:ファーベルザフト(Fabelsaft/2Fシュピーレ)
6位:ヴィア・ネビュラ(Via Nebula/スペースカウボーイズ)
6位:キングドミノ(Kingdomino/ペガサスシュピーレ)
7位:デルフォイの神託(Das Orakel von Delphi/ペガサスシュピーレ)

この投票は重複投票を避けるため記名式で行われ、1~5の5段階で評価する(1が最高)。それでも組織票が入って1タイトル除外されたが、1位はU.ローゼンベルクの重量級ゲーム『オーディンの祝祭』、A.プフィスターの新作『グレートウェスタントレイル』、H.オーライの新作『ファーストクラス』が入り、デザイナー・出版社ともにドイツ語圏の作品が並んだ。前回同様、小数第1位までで順位を付けているため、同じ順位に複数のゲームが並ぶ。

また規定票数には届かなかったが評価の高かったものとして、『エスケープルーム(ノリス)』『電力会社カードゲーム(2Fシュピーレ)』、『フチカート(2Fシュピーレ)』『カナガワ(イエロ)』『コロニスト(ルックアウトシュピーレ)』『ロレンツォ・イル・マニーフィコ(クラニオ・クリエイションズ)』『ミスティックベイル(AEG)』『パパ・パオロ(クワインドゲームズ)』『トリカリオン(コラックスゲームズ)』が挙げられている。