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コードネーム:ディープアンダーカバー(Codenames: Deep Undercover)

ヒントも過激にならざるを得ず
コードネーム:ディープアンダーカバー
今年のドイツ年間ゲーム大賞に輝いたチーム戦連想ゲーム『コードネーム』(TGiWレビュー)のアダルト版。『テレストレーション』のアダルト版である『テレストレーション:アフターダーク』(TGiWレビュー)と並んで、昼夜とゲームを変えて全く別な雰囲気で遊べる作品である。プレイした人からは「もう元には戻れない」という声も聞かれた。
ルールは『コードネーム』と同じで、2チームに分かれ、それぞれリーダーを出して、ヒントをもとに25枚のカードから自分の色のカードを当てる。ヒントは「○○、2枚」というように、そのヒントから当ててもらいたいカードの枚数を付けていう。
余談ではあるが、最初に『コードネーム』をプレイしたとき「ルール出すのが難しい!」と思ったものだが、これはボードゲーム経験とあまり関係しない。ボードゲームに求められる論理力よりも、語彙力や発想力がものをいうからだ。「このゲームは初心者向きではない」と思っている方は、ためらわないで試してほしい。
それはさておき、アダルト版には「ビール」「ウィスキー」「喫煙」などの酒タバコ類、「コンドーム」「乳首」「ローション」などの性的な単語、さらに「動物」「蝋」「ミルク」「指」などの取りようでエロくなる単語が入っている。ヒントも自ずと過激にならざるをえない。
「ペッティング、2枚」「まず指でしょ、それから乳首? いや手かな」「舌かも」「携帯電話、2枚」「まずバイブレーターね。あとはリンゴ? 携帯じゃなくてスマホだと思うけど」「サービス、3枚」「ホテルと、ビール。それからベッド?」「ベッドメイキングってこと? サービスだと違う仕事になる気が」異様に話が盛り上がり夜が更けていった。
Codenames: Deep Undercover
作者不明/チェコゲーム出版(2016年)
4~8人用/18歳以上/15~30分

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ワンス・アポン・ア・タイム 拡張セット1『魔法の物語/海の物語』日本語版発売

ホビーベース・イエローサブマリンは23日、ストーリーテリングゲーム『ワンス・アポン・ア・タイム』の拡張セット『魔法の物語/海の物語』日本語版を発売する。2~6人用、8歳以上、20~40分、2700円(税別)。プレイするためには基本セットが必要。
『ワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon a Time)』は1993年にアメリカで発売されたカードゲームで、「王様」「村」「戦う」などのキーワードが書かれた手札の物語カードで物語を作り、指定された結末できれいに終われるように手札を使い切ることを目指す。2014年にホビーベース・イエローサブマリンから日本語版が発売されている。
日本語版では1番目となるこの拡張セットでは、”Enchanting Tales”(2013年)と”Seafaring Tales”(2013年)を合体。魔法と海洋の要素が追加され、物語の世界が広がる。
魔法の物語は白雪姫やシンデレラ、海の物語はシンドバッドなどが登場。基本セットのものと共に自由に足したり抜いたりして楽しむことができる。
「小人」「口づけ」「難破する」などの物語カード、「そして鏡はひび割れ、彼女の夢もまた破れたのです」「そして海の底にある彼女の王国に、彼らは共に泳いで戻ったのです」といった結末カードで新しい物語が紡がれる。