『ナヴェガドール』日本語版、11月20日発売
ニューゲームズオーダーは11月20日、15世紀の大航海時代を描くボードゲーム『ナヴェガドール(Navegador)』日本語版を発売する。デザイン・M.ゲルツ、イラスト・M.ファーレンバッハ&M.ゲルツ、2~5人用、12歳以上、90分、9000円(税込)。
PD出版(ドイツ)から2010年に発売され、ポルトガル年間ゲーム大賞、国際ゲーマーズ賞、トリックトラック賞などにノミネートされたほか、国内でも日本ボードゲーム大賞で5位に選ばれた作品。根強い人気があり、同社では『コンコルディア』に続く2タイトル目の日本語版となった。
ポルトガル帝国の航海者となり、船を作り、アフリカからインド、東アジアに植民地を広げ、長崎を目指す。M.ゲルツが得意とするロンデルシステム(環状になったマスを一方向に移動して行動を決めるシステム)でアクションを行うのが特徴で、アクションの選択肢が限られている分、テンポよくゲームが進む。
先に長崎に着いたプレイヤーが勝つとは限らず、さまざな得点パターンがあって多様な戦略を取ることができる。未知の海域を進むロマンと共に、発売後6年経って安定した面白さが光っている作品だ。
・B2FGames:ナヴェガドールを日本語版として、今月発売します。
・TGiW:ナビゲーター
・play:game評価コメントリスト:ナヴィガドール
オランダゲーム賞2016に『アドベンチャーランド』『マルコポーロの旅路』
オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の審査委員会は12日、今年の大賞作品を発表した。5月に発表されていたノミネート作品2部門各3タイトルから、ファミリー部門は『アドベンチャーランド』、エキスパート部門は『マルコポーロの旅路』が選ばれた。
ボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど10名によって選ばれる賞。かつては大賞1タイトルのみを選んでいたが、2014年から2部門に分けて大賞を発表している。ファミリー部門はこれまで『クウィックス』『宝石の煌き』、エキスパート部門は『アンドールの伝説』『コンコルディア』が選ばれている。対象は過去1年間にオランダでリリースされた新作であるため、オランダ国外で発売されたものは1年遅れでの受賞になることが多い。
今年受賞した『アドベンチャーランド』はハバ社(ドイツ)が昨年から取り組んでいる大人向けゲームの一作で、大賞作家であるW.クラマーとM.キースリングがデザインしている。シナリオに沿って、戦士たちがアイテムを集めたり敵と戦ったりするゲームで、オーストリアゲーム賞・ファミリー部門に続いての受賞となった。
エキスパート部門の『マルコポーロの旅路』はハンス・イム・グリュック社(ドイツ)が昨年発売したもので、ドイツゲーム賞1位、国際ゲーマーズ賞、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞推薦など、すでに数多くのボードゲーム賞を受賞。日本語版はアークライト社から発売されている。
授賞式は11月のアイントホーフェン・ボードゲーム祭にて行われる。
・Nederlandse Spellenprijs