エレクト7(Erect7)
伸びろ如意棒!
チン○を伸ばして彼女の顔にぶっかけるカードゲーム。オーストラリアのデザイナー集団がキックスターターで制作発表したもので、233人が7735オーストリアドル(68万円)を出資して製品化された。このような尖ったテーマのゲームこそキックスターターの醍醐味である。
各プレイヤー自分の前に彼氏カードを置き、手札3枚を持ってスタート。手番には1枚引いて、1枚出す。色と位置が合うようにカードを並べ、7枚目に彼女カードを出せたら勝ちとなる。
色と位置が合うカードがなかなか来なければ、ED治療カードで山札から2枚引いたり、ほかのプレイヤーの手札を盗んだりもできる。また、ほかのプレイヤーには性病カードを出してその先を伸ばせなくしたり、醜い女の子カードを出して萎えさせたりすることもできる。
性病カードに対してはコンドームカードで予防したり、抗生物質で治療したりすることができ、醜い女の子カードには可愛い女の子カードで萎えるのを防御できたりする。
大逆転を可能にするのがハサミカード。ほかのプレイヤーから複数枚をちょんぎって一気に伸ばすこともできる。
4人プレイで15分ほど。性病にしたり治したりと激しい攻防が繰り広げられる。特にリーチになるとみんなが全力で止めに来るが、タカハシさんが逃げ切って勝利。2ゲーム目もタカハシさんが伸ばしたい放題で1位。
プロモカードの袋を開けてみたところ、女装した男性が男装した女性にぶっかけるというさらにカオスなカードが入っていた。
Erect7
Mookybug(2017年)
2~4人用/18歳以上/10~15分
イタリア年間ゲーム大賞2017に『キングドミノ』
ルッカ・コミック&ゲーム祭は9月27日、にて、今年のイタリア年間ゲーム大賞(Gioco dell’Anno)を発表した。5タイトルのノミネート作品から『キングドミノ』が大賞に選ばれた。
イタリア年間ゲーム大賞はファミリーや友達にボードゲーム文化を普及することを目的として2013年から始まった。9名の審査委員がボードゲームの世界への導入としてふさわしく、独創的で遊びやすく、ルールが分かりやすく、コンポーネントの品質と機能性が高いボードゲームを選んでいる。これまで『アウグストゥス』『星の王子さま:その先の物語』『コルトエクスプレス』『ポーション・エクスプロージョン』が受賞している。
大賞を受賞した『キングドミノ』はファミリーで遊ぶのに適しているだけでなく、奥が深くて経験者も楽しめる点、時間が15~20分と子どもでも飽きない点が評価された。ドイツ年間ゲーム大賞、フランス年間ゲーム大賞ノミネートに続いての受賞である。ノミネートには、ドイツ年間ゲーム大賞にもノミネートされた『マジックメイズ』、フランス年間ゲーム大賞を受賞した『アンロック!』などが入っている。
ルッカ・コミック&ゲーム祭はイタリア・トスカーナ州の小都市で毎年秋に行われているコミック・音楽・アナログゲーム・デジタルゲームのイベント。1993年から始まり、昨年は5日間で27万人が訪れた。今年は11月1日から5日まで開かれる。
【イタリア年間ゲーム大賞2017】
大賞:キングドミノ(Kingdomino)
ノミネート:ドリームホーム(La Casa dei Sogni)、マジックメイズ(Magic Maze)、アンロック!(Unlock!)、トピアリー(Topiary)