湿原で多様な生態系を構築『ムーアランド』日本語版、6月上旬発売
ホビージャパンは6月上旬、『ムーアランド』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.ボーゲン、イラスト:A.ヘラー、2~4人用、10歳以上、45〜60分、5500円(税込)。
『キャメルアップ』のボーゲンがデザインし、ディーププリントゲームズ(ドイツ)から昨秋発売された自然環境テーマのボードゲーム。湿原に水路を通して豊かな植生と動物からなる生態系を構築する。
手番には湿原カードを場から1枚ドラフトして確保し、今回のラウンドで指定された植物マーカーを1種類ボード上に配置する。カードの条件に合う植物マーカーの組み合わせができたらプレイヤーボードに湿原カードを配置できる。
湿原カードを置くと、そこにあった植物マーカーは得点になるものを除いて水路沿いに他のマスへと流れていき、そこに次の湿原カードを置けるようになる。12ラウンドで湿原が完成し、定着した植物マーカー、動物の種類、動物のペア、アメンボの数、つながった水路の長さ、各マスで最初にカードを置いたときにもらえる水マーカーの得点の合計で勝利点を競う。
水路の接続と植物マーカーの連鎖により、戦略的なパズルが楽しめる。
内容物:湿原プラン 16枚、カード 78枚、保管ボード 4枚、木製マーカー 100個、木製のキノコ・マーカー 1個、得点シート 1冊、ルールブック 1冊
(写真はドイツ語版)
女性向けボードゲームショップ「niji games」5月23日オープン
お洒落で可愛いボードゲームを集めた女性向けショップ「niji games(ニジゲームズ)」が5月23日オープンする。店舗販売は埼玉・大宮のボードゲームカフェ「share on HOUSE.(シェアオンハウス)」、通販はbaseにて行われる。
ボードゲーム愛好者の女性比率は2~3割と低く、門戸が狭いのが現状。『ウイングスパン』の作者E.ハーグレイブは、アメリカのボードゲーム愛好者が圧倒的に白人男性だと指摘し、ボードゲームイベントなどでの女性の居場所づくりを訴えている(ボードゲームとその先にあるインクルージョン、ダイバーシティ、リプレゼンテーション)。
そのような中、niji gamesは国内初となる女性向けボードゲームショップとして、お部屋に並べられるようなインテリアにもなるボードゲームを独自に輸入して和訳付きで販売。オーナーはshare on HOUSE.の店長夫妻で、プロデュースとゲームのセレクションはHonu gamesの高島裕也氏が担当する。
ボードゲーム自体に対象性別はなく、お洒落や可愛いは女性の本質でも独占物でもないが、ボードゲームへの興味を引くひとつの切り口になりそう。第一弾としてスペインのパズルメーカーLondji社の9タイトルを用意し、今後はハンガリーの作品などを扱う予定だ。
店舗販売:share on HOUSE.(東武大宮公園駅2分、10:00~19:00、火~金)
通販:niji games