カテゴリー: 数字・英字
7つの紋章、7つの部族(7 Symbols, 7 Nations)
取りたい、でも取りたくない 7つの部族が1枚ずつもっている紋章を、相手より多く獲得することを目指す日本のカードゲーム。ゲームマーケット2015大阪で発表され、当サイトの新作評価アンケートで1位となった。「トリックテイキング」という、従来ドイツでしか評価されなかったシステムが、日本でも意外と受け入れら…
BC(BC)
投資するならBCに 仮想通貨BCのゲームと思いきや、BCとはボードゲームクリエイター(Boardgame Creator)の略だそうである。市井からBCを発掘し、高値で売り抜けて儲ける投資ゲーム。ブームが終わって無価値になる前に、売り抜けることはできるか。そして預金が引き落とせなくなる前に、現金化し…
八分帝国:伝説(Eight-Minute Empire: Legends)
ミニマリズム+α 『8分間帝国』の続編(以下、差異点を述べるので未読の方はリンク先からどうぞ)。基本的なゲームシステムを受け継ぎつつ、要素を加えてきた。ミニマリズムよりも、リプレイアビリティを優先したデザインとなっている。 まずボードが4枚に分かれており、毎回好きなように組み替えられるようになってい…
八分帝国(Eight-Minute Empire)
陣取りのミニマリズム B.フェデュッティの「日本のミニマリズム」でも言及された、アメリカのミニマルな陣取りゲーム。並んでいるカードから1枚を取って、そこに書いてあるアクションで、コマを配置したり移動したりする。最後に各エリアでコマの数が多い人が得点し、その得点を競う。セットコレクションの要素もあり、…
1、2、3で見つけてね(1,2,3! Now you see me…)
そこで寝ているブタが怪しい スペインの出版社が今年のシュピールで発表したアナログな記憶ゲーム。テンデイズゲームズが『ダンジョンレイダース』とあわせて日本語版を緊急発売する。 親がいろんな動物コマを机の上にぶちまける。これをみんなでじっくり観察してから目を閉じる。その間に親がカードで指示されたアクショ…
DTC(DTC)
ドーテーチャーン! 手軽に楽しめるクニツィアのブラフゲーム。出版社はフランスのフェルティ社で、タイトルのDTCは”Dans ton cul”(お前のケツに)の略。だまされてしまった人をバカにする言葉である。今回は、「Doo Tee Chaan!」の略ということにして遊んだ。 …
SOS(SOS)
ほんの一滴が明暗を分ける エッセン・ボードゲームメッセの中古ブースで、ふうかさんが見つけた一品。見たことがないなあと思って箱を眺めていたら、お店の主人が「5ユーロ(500円)でいいよ!」とまけてくれた。デザイナーは『アヴェ・カエサル』のリーデッサー、出版社はラベンスバーガーとメジャーながら、Boar…
51番目の州(51st State)
3種のカードプレイでコンボを決める 大戦で無政府状態となったアメリカに、ミュータント、トレーダー、ニューヨーカー、アパラチアンという4つの勢力が競って自分たちの国を築く世紀末なゲーム。自給自足の世界だが、「力こそ正義」というわけでもない。カードのコンボを使った計画的な生産が求められる。 ポーランドの…
7つの島(7 Islands)
デッキ構築して島に上陸! 海賊たちが船員と道具を駆使しながら7つの島を冒険し、勝利点を集めるゲーム。『がむしゃらギャング団』や『グリモワール』など妥協のない作品を発表し続けているワンドローが、デッキ構築にボードやチップを加えて新しい境地を開いた。春のゲームマーケットで初版70個が売り切れ、7月に萬印…
20世紀(20th Century)
環境か経済か 経済発展と環境問題の折り合いをつけて、勝利点を獲得するチェコのボードゲーム。科学技術の開発状況を見て、どこまで経済発展を進め、どこから環境保全に切り替えるかを絶えず考えさせられる。複数のパラメーター、2つの競り、パズルチックなタイル配置と、『スルージエイジズ』のチェコゲームズらしい、じ…