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ゲーミフィケーション

(月報司法書士2023年1月号掲載) ワークショップの良し悪し 最近、ワークショップ形式の研修会に参加する機会が多い。ワークショップとは体験型講座のことで、テーマや目的に応じてさまざまなものがあるが、一般的なのはKJ法と呼ばれるものだ。各自、テーマについて思いついたことをどんどん付箋に書いて大判用紙…

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ルールをわかりやすく伝える

(月報司法書士12月号掲載) 年々増える新作ボードゲーム 本年10月6日から4日間、ドイツ北部の中都市エッセンにて、世界最大のボードゲームイベント「シュピール」が開催された。東京ドーム2個分の広さのメッセホールに、日本を含む56カ国から980団体が出展し、延べ147000人が訪れた。ボードゲームを自…

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文化盗用の境界線

(月報司法書士11月号掲載) 日本がテーマのフランスゲーム フランスのボードゲームデザイナー、A.ボウザは親日家として知られる。何度も来日しており、『花火』『東海道』『タケノコ』『ガイジンダッシュ』など、日本をテーマにしたボードゲームをたくさん発表している。 その中でもとりわけ『花火』は、ドイツ年間…

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ボードゲームとジェンダー平等

性別にとらわれない選択 2021年、「日本おもちゃ大賞」からボーイズ/ガールズ・トイ部門が廃止された。過去の受賞作品を見ると、ボーイズ・トイ部門は野球盤・変身ベルト・ロボットなど、ガールズ・トイ部門はアクセサリー・人形・料理や手芸などが選ばれてきたが、おもちゃを性別で分けず、テーマや機能によって分類…

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コロナ禍でのボードゲームブーム

ボードゲーム好きな司法書士の知り合いからの紹介で、「人と人をつなぐボードゲームの世界」というテーマで『月報司法書士』2022年9月号から1年間連載することになった。ほとんどが法律関係というほかの記事とのギャップが凄まじいが、ボードゲームを知らない人に、大人が楽しむ趣味であることをわかってもらえたらい…

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婚活イベントにボードゲームの発想を応用できた話

当サイトの管理人は、行政から委嘱された婚活サポーターとしてイベントを運営している。今回は司会としてホテルのホールで行われた婚活イベントに参加してきた。40歳未満の募集で、男女各15名程度の参加である。 最初にイベントの目的を説明。相手のリストを渡し、最後にマッチングしてもよいと思った人をマークして、…

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下手の考え休むに似たり

この格言は碁や将棋から生まれたという。下手な者の長考は時間を浪費するだけで、何の効果もない。相手が考え続けるのをあざけっていう。 長考問題はボードゲーム愛好者の中で定期的にあがる話題である。自分の手番で選択に迷ったり、盤面の状況を読んだりして長い時間を費やすこと。多くのボードゲームはルールとしての制…

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キッズ向けボードゲーム教室

新型コロナが落ち着いてきたこともあり、子ども向けのボードゲーム教室が再び開催されるようになってきた。小学校のクラブ活動、放課後や夏休みの学童保育、公民館の子ども向けイベントなどである。小さい子どもたちが本気で楽しんでいる姿を見ているとたいへん幸せな気持ちになれる。このような活動をしている方は結構いら…

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ボードゲームにハマりやすい人の特徴

「ボードゲームの初心者未満」では、ボードゲームを趣味としないさまざまな楽しみ方があり、もはや「初心者」という括りでは捉えきれないことを考察した。これについて、初めてボードゲームを体験した人のごく一部が、急速にボードゲームにハマる現象について、テツロー@ボ育てさんが「人はボードゲーマーになるのではない…

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ボードゲームの初心者未満

20年ほど前のエッセイで、ボードゲームで初心者/経験者というタイプ分けはあまり意味がないのではないだろうかという考察を行った。現代のボードゲームがルールがわかりやすく、運の要素もほどよくあって経験がなくても勝つチャンスが十分にあるように作られているからで、「初心者はルールが多いと分かりづらいだろうか…