ホビージャパンは10月中旬、ロール&ライトゲーム『トロワ ダイス(Troyes Dice)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.ドゥジャルダン&X.ジョルジュ&A.オルバン、イラスト・A.ロシュ、1~10人用、12歳以上、20~30分、3600円(税別)。
ダイスを取り合うワーカープレイスメント『トロワ(2010)』を手掛けた3人のデザイナーによるパールゲームズ(ベルギー)の新作ロール&ライトゲーム。フランス北部、シャンパーニュ地方の都市トロワで、街の歴史に名を残すべくダイスを振る。
襲撃から土地を守る貴族、大市場で生活必需品を提供する労働者、大聖堂を建設する聖職者によって街は発展し、一族の名声が上がる。伯爵邸、市役所、司教邸という公的な建物の建設に貢献することでも名声は獲得できる。
各プレイヤーはスコアシートを1枚ずつ持ってスタート。スコアシートは貴族、市民、宗教の3ジャンルに分かれている。毎ラウンド、スタートプレイヤーが4個のダイスを振って中央のホイールに小さい順に配置する。黒ダイスによって全員が被害を受けた後、各自、残りのダイスのいずれかを同時に選んでアクションを行う。透明ダイスは、置かれたプラザの色によって使い道が変わる。
アクションはリソースの獲得と建物の建設があり、リソースでダイスを増やしたりダイス目を変えたりして各ジャンルの色と出目に対応する列の建物にチェックする。これらの建物に寄って黒ダイスの被害を免れたり、市民が増えたり勝利点ボーナスが入ったりする。2ラウンドで1日が終わり、8日16ラウンドでゲーム終了。勝利点の合計を競う。
『トロワ』の3色ダイスを継承しつつも、スピーディーに遊べる作品。しかしリソースと建物の選択にはしっかり戦略性がある。拡張では饗宴/略奪タイルを加えてゲーム展開に変化をもたせることもできる。
内容物:得点記録用紙1冊、ホイール1つ、広場タイル9枚、透明ダイス3個と黒ダイス1個、饗宴/略奪タイル8枚、ルールブック