高いザハ率で陥れる
ザハ氏が設計した国立競技場の建設を落札するゲーム。ザハ案ではコストがかかりすぎるので、みんながピース又吉氏を混ぜてごまかしてくる。しかしその中に本物の建設計画が入り込んで大変なことに・・・。
ザハ率100%(3000億円)から、3%(10億円)までのカードが3枚ずつ各プレイヤーに配られる。全員が1枚を裏にして出す。この合計と、山札から1枚加えた金額が実際の建設費であるが、自分の出したカード以外は分からない。その状態で入札を始める。
順番に、落札したい金額を言い、競り下げていく。「2000億円!」「1900億円!」「1850億円!」・・・もう無理だと思ったら抜けて、最後の1人になったら落札。カードを全部めくって実際の建設費を確認する。
落札額が、実際の建設費を下回っていた場合、建設計画は白紙撤回されたことになり、落札したプレイヤーは脱落してしまう。手札を補充して次の入札へ。こうして1人だけ残ればその人が勝者となる。
また、落札額が建設費を上回っていれば競技場は完成し、落札したプレイヤーが勝者となる。
ゲームの核はブラフである。高い数字を出しておいて低いところから始め、さっさとパスして落札者の脱落を狙う作戦。逆に低い数字を出しておいて高いところから始め、みんなに警戒させてパスを誘う作戦。もちろん他の人も同じことを狙っているので、自分が引っかかるかもしれない。
3000億円、2000億円は1枚ずつしかなく、多くのカードは数百億円の価格帯にあるため、ヒリヒリするような値下げ合戦が楽しめる。しかしたまに出てくるリベートカード(山札から引いたカードの2倍を上乗せ)で、いきなり高騰することもあるので注意が必要だ。
zAHA体験
北条投了/芸無工房LOSERDOGS(2015年)
2~7人用/30分