アメリカのアダルト・ゲームサイトSpielboyは初の試みとなる裏年間大賞、スパッド・デス・ヤーレ2003を発表しました。他の賞と全く異なり、ワーストを選ぶ刺激的な賞です。ジョーク好きなアメリカ人が主催した1サイトの賞ですが、これまでにない試みとしてゲーム界の話題となりそうです。
ジョークでありながら授賞にあたって、作者に連絡を取って承諾を取っています。ワーストゲーム大賞には、ゴール直前まで戦略が必要なのに最後に運がないと勝てないフラストレーションの溜まるゲーム、密使。値段が高いで賞には何とチーパスのフリーゲームが選ばれました。最低アワード賞にはメンサアワード。高知能指数の人が入会できるというメンサを皮肉っています。
この賞の出現は、粒ぞろいのゲームが増えてつまらないゲームも面白いゲームも少なくなっているこの頃を象徴する出来事と言えるでしょう。なお賞の和名はWG Newsのものを使用しました。(Spielboy)
【スパッド・デス・ヤーレ 2003】
ワーストゲーム大賞:密使
(Message to the Czar / C.Knepel / Winning Moves, Rio Grande)
テストプレイしてないで賞:タイムコントロール
(Time Control / A.Thompson /Days of Wonder)
値段が高いで賞:ペニワイズ
(Pennywise / J.Ernst / Cheapass)
キャッチコピー誇張しすぎで賞:暗闇のフロア
(Finstere Flure / F.Friese / 2F Spiele)
グラフィックアートが熱いで賞:ボノボ・ビーチ
(Bonobo Beach / R. & T. Goslar / Kronberger)
最低アワード賞:メンサ・セレクト
(Mensa Select)