ホビージャパンは7月中旬、ドイツのボードゲーム『村の人生(Village)』と、その拡張『村の人生:酒場(Village:Inn)』を日本語版で同時発売する。『村の人生』は2~4人用、12歳以上、60~90分、『村の人生:酒場』を加えることで5人までプレイできる。
昨年、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞とドイツゲーム賞の両方を獲得した作品。そのほか、ベルギー、チェコ、スイスのボードゲーム賞で1位、スペイン、フランスのボードゲーム賞で上位入賞している。日本ではこれまでドイツ語版が輸入されており、昨年の日本ボードゲーム大賞では海外作品では最高となる3位に入賞した。
プレイヤーは中世ヨーロッパの村に住む一族となり、職人、商人、聖職者、政治家、旅人などさまざまな仕事に就いて名声を得る。行動のたびに時間は過ぎていき、一定時間が経つと一族は死んでしまう。村の歴史に名を刻むとともに、次世代に後を継がせなければならない。死を、人生の不可避な要素としてゲームに取り入れたことが国際的に評価された。
今年ドイツで発売されたばかりの拡張『村の人生:酒場』では、5人目のプレイヤーセットが入っているほか、ビールが醸造できるようになる。酒場が開き、そこに集まってくる影響力のある人々にビールをおごって、さまざまな恩恵を与えてもらう。酒場で飲んだくれて死んでも、村の歴史には刻まれないから注意しなければならない。