ドイツメーカーの改編相次ぐ

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ドイツのボードゲームサイト、シュピールボックス・オンラインによると、ツォッホ出版がジンバ・トイズグループに買収され、同社のノリス傘下に入った。また、アミーゴ社とエッガート社が業務提携し、共同販売していくことになった。
ツォッホ出版はミュンヘンのメーカーで『ヴィラ・パレッティ』『ナイアガラ』など豪華コンポーネントで知られる。年間売り上げは300万ユーロ(約4億円)で、買収したジンバ・トイズは5億ユーロ(約650億円)だという。ジンバ・トイズにはノリスとゴルトジーバーのレーベルを保有しているが、ここ数年ヒット作に恵まれておらず、ツォッホ出版の企画力に期待しているようだ。ツォッホ出版のオフィスはミュンヘンのまま変わらない。
エッガート社は大人向けの重量級ゲームを手がけており、これまで販売はフッフ・フレンズ社で行っていた。アミーゴとの提携により、アミーゴの販売網を利用できるだけでなく、エッガート社の開発にアミーゴ社のノウハウを取り入れ、ライト路線も視野に入れる。
ドイツの中堅メーカーでは、ハンス・イム・グリュック出版・ドライマギア社・アドルング社がシュミット社から、そのほかの小メーカーはハイデルベルガー社から販売している。そのほか海外のメーカーのドイツ語版を手がけるフッフ・フレンズ社があり、企業連合や業務提携で効率化を進めている。
ドイツゲーム市場は子供ゲームが活発で、ドイツ・ボードゲーム専門委員会によると2009年の売上は前年比30%増となっている。上記の買収や業務提携は、各社の子供ゲームへのてこ入れの一端と見られる。
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