ケンビルは4月5日、『バンブー(Bamboo)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:G.P.ミラン、イラスト:J.カンテロ、2~4人用、14歳以上、90分、6930円(税込)。3月11日まで下記サイトで先行販売中。
『美徳』『サビカ』のスペイン人デザイナーがデザインし、デヴィル(スペイン)から2023年に発売されたゲーマーズゲーム。『美徳』と同じ世界観(ケムシサーガ)で、竹を栽培して幸福度を競う。
ゲームは4ラウンド(4年)にわたって行われ、各ラウンドは春夏秋冬のフェイズに分かれる。春には森の贈り物と線香を受け取り、夏には線香を精霊の寺院に供え、タケノコを使って料理や家の改良などのアクションを行う。使ったタケノコは竹の下から差し込み、スライドして上から伸びてきたタケノコを獲得するメカニクスにより、次のアクションを計画できる。
家の改良では家タイルをプレイヤーボードに置いて幸福度を上げるが、左右のバランスにも気をつけて広げなければならない。天秤のアクションでは、家タイルで条件を満たすことでさらに幸福度が上がる。
秋には寺院のマジョリティで河童や天狗など森の精霊の特殊能力が分配され、冬には家の広さに応じて食料を支払う。4ラウンドの後、獲得した精霊の種類、家の左右バランス、天秤タイルの得点計算を行って勝敗を競う。
シンプルな構造ながら多くの選択肢が用意され、戦略的な奥深さが楽しめる作品。個人用ボードを裏返せば上級者モードでプレイできる。