独ハバ社が債務超過により事業再生手続開始

キッズゲームを数多く手掛けるハバ社(ドイツ)は12日、地元コーブルク地方裁判所にて債務超過による事業再生手続きを申請し、承認された。2000人の従業員のうち、すでに7月に100人以上を解雇し、8月には子供服部門「Jack-o」を廃止することを発表していたが、今後は子供向けの玩具と家具に専念して経営再建をはかる。

「申請は苦渋の選択ですが、緊迫した財政状況を鑑みれば、伝統あるハバファミリーグループがかつての強さを取り戻すための唯一の選択肢でした」とマリオ・ヴィルヘルム社長。債権者の承認を得て、弁護士の監督のもと経営を立て直すもので、倒産ではなく、経営陣も留任する。

ハバ社は1938年に設立され、高品質な木のおもちゃを中心に世界展開し、1980年代なかばからボードゲームに参入した。『スティッキー』『カヤナック』『キャプテンリノ』『宝石ゴンゴン』などの黄色い箱のキッズゲームで知られ、日本語版はすごろくやから発売されている。

債務超過の原因については、ウクライナ侵攻による物流の混乱と、コロナ禍の長期化による売上不振が指摘されている。

Fränkischer Tag: Haba Familygroup stellt Insolvenzantrag

inFranken:”Seitdem geht alles den Bach runter”: Spielzeugladen-Chef sieht klare Ursache für Krise bei Haba

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