富山県立大学は本日、富山県南砺(なんと)市と共同で『なんとSDGsボードゲーム』を発売する。ゲームデザイン・同大学地域協働研究会COCOS(ココス)ほか、2~6人用、11歳以上、プレイ時間不詳、2800円(税込)。購入申込は下記リンクより。
持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにしたボードゲーム。「お金」「人材」チップを集めながら、プロジェクトを達成してSDGsポイントを集める。最初に「環境」「社会」「経済」の専門家からどれかを選び、各分野と関係しているSDGs番号が入ったプロジェクトを達成すると、獲得できるSDGsポイントがアップする。
早上がりではなく、全員がゴールした時点でSDGsポイントを競う。ゲーム中に「お金」と「人材」を交渉して交換することもでき、単なるすごろくではない。またボードには地元のお祭りや農産物のイラストが描かれているほか、市内産のスギ材から制作したコマやサイコロ鉛筆も取り入れ、コンポーネントの魅力も高めた。
今年6月に完成し、南砺市職員が出前講座形式で体験会を行っていたほか、市内で無料貸出をしていたが、県内外の自治体や大学などから問い合わせが増えたため、一般発売することになった。JR城端駅の観光案内所で直接販売もある。
SDGsをテーマにしたボードゲームについてはこれまで高額な商材や研修費が目立っていた。今回のように自治体などとのコラボで、それぞれの地域に特化したものが手軽に遊べるようになることが期待される。
内容物:ゲームボード 1枚、サイコロ 1個(南砺市産材のサイコロ鉛筆1本)、木製コマ 6個、専門家カード 6枚、資源チップ:お金80枚 人材80枚、プロジェクトカード 60枚、説明書1枚