今月、福岡県内の図書館6館が合同で、一斉展示企画「ゲームで読書しませんか?~ボードゲーム、カードゲーム、TRPGからデジタルゲームまで~」を実施している。各館でゲームに冠する図書を1ヶ所に集めて展示する。
参加しているのは福岡県立図書館、福岡市総合図書館、福岡市博多図書館、小郡市立図書館、筑後市立図書館、大牟田市立図書館の6館。「ヤングアダルト」をターゲットに、「ゲームと読書は相性が良い」「ゲームをきっかけに本や図書館を楽しんでもらいたい」という司書たちの思いで立ち上がった。
将棋、囲碁といった伝統ゲームから、TRPG、クトゥルフ神話、ポケモンGOなど、各図書館によって推薦図書のラインナップやレイアウトもさまざま。図書館に足を運ばないキッズや若い世代でも興味のもてるテーマで、読書への興味を喚起しようとしている。
図書館でのボードゲーム関連の取り組みは、ボードゲームの館外貸出サービスなどが『図書館とボードゲーム』で紹介されているが、複数館の一斉展示も新しい取り組みとして注目される。