アナフラ騎士Shock!(Knights with Poison)

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慎重なくらいが丁度いい

同じ種類の毒を2回食らうと脱落してしまうトリックテイキングゲーム。中止となったゲームマーケット2020大阪でJoynt Game Factoryが発表予定だった国産ゲームで、ポッドキャスト「今夜もアナログゲームナイトの太陽皇子。が選ぶ2020年ボードゲームランキングベスト10(リンク)で輸入ゲームを抑えて1位に選ばれた。『インカの黄金』のプッシュ・ユア・ラックをトリックテイキングに落とし込むことで運試しではないテクニカルな駆け引きを生んでいる。

4スートのカードを配り、切り札の色を決めてスタート。マストフォローで、勝者はカードに書かれた宝石と、山札からめくった「最後の扉」カードに書かれた宝石をもらえる。ただし、手札から出てくるカードにも、「最後の扉」カードにも毒モンスターが潜んでおり、同じ毒モンスターに2回当たると、それまで獲得した宝石は消えてしまう。タイトルにもなっているアナフィラキシーショックである。

そこで手札からカードを出すとき、裏返しに出してそのラウンドを降りることができる。降りたらそれまで獲得した宝石は確保される。残ったプレイヤーは続行できるが、毒モンスターのリスクはどんどん高まっていくので、手札がなくなるまで続けるのは難しい。

ニクいところは各スートの上から3番目「7」のカードに毒モンスターがいることだ。強いカードでリードすると、誰かに毒モンスターを差し込まれてしまう。1回目ならまだ耐えられるが、その後にめくった「最後の扉」で同じ毒モンスターが出て脱落ということも珍しくない。「最後の扉」カードは、宝石と毒モンスターの確率が半々で、まさに一か八かなのだ。

薬のアイコンがあるカードを獲得すると毒モンスターを1つ打ち消すことができるが、油断は禁物。手札と相談しつつ、引き際を慎重に見極めなければならない。他のプレイヤーが次々と降りて独り占めできそうと思った途端に脱落ということも多い。

『インカの黄金』のスリルはそのままに、他プレイヤーを意図的に脱落させたり(「マストフォローだから仕方ないんだよ」と言い訳できるのもよし)、手札を判断材料にできたりと考えどころのある作品だ。

アナフラ騎士Shock!
ゲームデザイン&イラスト:おーつぼじゅうじん
Joynt Game Factory(2020年)
3~5人用/8歳以上/30分
頒布サイト(BOOTH)

Author: admin

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