ホビージャパンは9月中旬、コミュニケーションゲーム『ピクチャーズ』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.シュテーア&C.シュテーア、イラスト・D.マイヤー、3~5人用、8歳以上、30分、5000円(税別)。
写真を限られたもので表現して当ててもらうコミュニケーションゲーム。オリジナルは昨秋のシュピールでPD出版(ドイツ)から発売され、今年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した。極めてシンプルなルールで発想力と連想力が試される作品だ。
16枚の写真の中から指定されたものをいろいろな道具で表現する。使う道具は靴ひも、色付きのキューブ、記号が描かれたカード、石と木の棒、積み木の5種類で、写真を模写するのは難しいものばかり。これを全員同時進行で作り、ほかの人がどの写真を指定されていたか予想する。当たっていれば、当たった人と当ててもらった人に得点が入る。
道具は毎回時計回りに隣の人に渡すので、毎回表現方法を考えなければならない。お絵描きゲーム風だが、描画の上手さよりも構図や見立ての上手さが試されるので、描画の苦手な人も楽しむことができる。
ドイツ年間ゲーム大賞審査委員会は、大賞選出にあたって「『ピクチャーズ』の中の素材のセットは、一見無造作に見えますが、実際には巧妙に選ばれています。それぞれのセットは異なる方法でプレイヤーに挑戦してくるので、実験的なインセンティブは非常に大きい。結果は驚くことが多く、そのため予想ラウンドはまるで美術展を訪問しているようです。誤解された芸術家の天才が、ハッとする瞬間と説明を試みるのが愉快です。シンプルで素晴らしい創造力です」とコメントしている。
内容物 写真カード 91枚、位置トークン 48枚、額縁 1枚、色のついたキューブ 24個、積木 6個、木の棒 4本、石 4個、記号カード 19枚、靴ひも 2本、数字トークン 4枚、文字トークン 4枚、タイトルプレート 4枚、布袋 1枚、得点ノート 1冊、ルールシート
TGiWレポート:ピクチャーズ(Pictures)