数寄ゲームズは4月下旬、『ブードゥープリンス(Voodoo Prince)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・S.ベーム、グラフィックデザイン・別府さい、2~5人用、8歳以上、20分、1800円(税別)。
『ボトルインプ』『トランプ、トリックス、ゲーム!』『地下迷宮と5つの部族(命中)』に続くトリックテイキングゲームの日本語版第4弾。オリジナルは2017年、シュミットシュピーレ(ドイツ)から発売された。これでこの時期にシュミット社から発売された王家三部作『スカルキング 』『ヴァンパイアクイーン 』(ともに2016年)、そしてこの『ブードゥープリンス』は全て、それぞれ別会社からではあるが日本語版化されたことになる。
順番に1枚ずつカードを出し、一番強いカードを出した人が総取りするトリックテイキングゲーム。3トリック取ったらゲームから抜けて、その時点でほかのプレイヤーが取っているトリック数が得点になるが、最後まで残ると自分が獲得したトリックしか得点にできない趣向で、クニツィアのジレンマが楽しめる。
最後から2番目に抜けるのが一番得点が高いがリスクも高い。手札を見て、どこで抜けるかを見極めなければならない。ミドルランクのランク5と7で勝てば2トリック分になるというルールや、同色の15と0が出ていると0が勝つというルールでドラマチックな展開も生まれる。
日本語版にあたって、特殊カードのサマリーカードと、逆転性を高めるオリジナルバリアントルールが付属する。
・数寄ゲームズ:ライナー・クニツィアの新スタンダードトリテ「ブードゥープリンス」を発売します