9月23日(日)、山形県長井市の西根コミュニティーセンターにて、第3回東北ボードゲームフリーマーケットが開催された。中古・新古ボードゲーム約800タイトルが出品され、延べ266名が来場。半数以上の500タイトルが購入された。
コンサートや講演、食事や物販のある総合イベント「ぼくらの文楽(ぶんがく)」の一角で開催されており、ボードゲーム関連ではフリーマーケットのほか、説明付きで遊べるコーナーや購入できるブース、ボードゲームとけん玉の大会、さらにクレーブラットの畑直樹氏によるワークショップも行われた。ボードゲームの比率は年々高まっているように感じる。
フリーマーケットは13:00~16:00で、午前中は搬入と会場設営。私は仕事で途中抜けたが、いつも我が家に遊びに来てくれている実行委員のみなさんはもう慣れたもので、ものの1時間であらかた完了した。会場内を回って買い物をしたり、畑さんの講演を聴きに行ったり、あるいはずらり並んでいるボードゲームを眺めながらおしゃべりをしたりと、自由に過ごしていたようである。
#東北ボドゲフリマ 設営だいたい完了。 pic.twitter.com/Q5XT9PsDAc
— 鴉@烏合の衆 (@x68ker) 2018年9月23日
展示はブース制ではなく、ひとつひとつに出品票を貼付して並べる。これでキッズ、ファミリー、ゲーマーと分類して並べることができ、省スペースにもなる。出品票にはタイトル・日本語ルールの有無・欠品などの情報と、価格が記載されており、出口のところにあるレジでまとめて支払う。終了後に出品者別に精算し、会場費(1点につき50円)を天引きして払い出すという仕組み。基本と拡張など、何タイトルかまとめて1点にしてもよい。
私の出品数は約300タイトル。150タイトルぐらいまではひとつひとつ出品票に記載していたが、とても時間が足りないので苦肉の策としてどれでも1個200円にして、購入したいものを袋に入れ、出品票に合計金額を書くことにした。
今回の苦肉の策、どれでも200円コーナー。 pic.twitter.com/L7K0ObU2Di
— TableGamesintheWorld (@hourei) 2018年9月23日
中古ゲームのほかに今回初めて、ゲームマーケットにも出展している「るりるりゲームズ」が参加。ひとつひとつ手作りの作品で、そのため用意できる数も限られていて、いつもすぐに売り切れてしまう人気サークルである。今度のゲームマーケットで頒布する最新作が持ち込まれた。
るりるりゲームズさんが秋の新作を出品。 pic.twitter.com/v0xrsPje0Y
— TableGamesintheWorld (@hourei) 2018年9月23日
12時頃から徐々に待機列ができ、開場時には60名ほど。地元の人はほとんどおらず、県外からの方が多かったように見える。東京からの方もちらほら。開場時は渋滞したが、1時間ほどで落ち着き、地元の人も入り始める。
どれでも200円コーナーは袋詰のため私と妻が居合わせることになったが、どんなゲームか説明したり、知り合いにゲームをお薦めしたりして、来場者とコミュニケーションを取ることができたのはよかったと思う。最後の1時間は1個100円に値下げして、大方売り切ることができた。ほかのゲームも、最後は値下げ交渉にどんどん応じた。
終わって精算。会計主任の神尾さんが一人ひとり名前を呼んで売上額を渡すと拍手が起こる。実行委員はこの後、近くの温泉に行って汗を流し、ラーメンを食べた後、お寺に泊まって日本酒&B級映画の会を行って慰労した。
精算中。今日の入場者は延べ266人でした。 pic.twitter.com/svPb1aLhh6
— TableGamesintheWorld (@hourei) 2018年9月23日
ボードゲームフリーマーケットは回数を重ねるにつれて出品数が減ってくるものだが、今回過去最高の出品数となったのは、私の苦肉の策だけでなく、出品者が増えたことが大きい。出品者が増えるとボードゲームのバリエーションも豊かになり、より魅力的なフリーマーケットになっていく。また来年も同じ時期に開催される予定だ。
・第1回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて
・第2回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて