エッセン市(ドイツ)はエッセン・シュピールの主催であるフリードヘルム・メルツ社と共同で、2回目となるゲーム賞「イノシュピール(innoSPIEL)」ノミネート3タイトルを発表した。この中から10月24日、エッセン・シュピールの前夜祭に受賞作が発表される。
ゲームの用具、アートワーク、システムにおいて革新的なボードゲームを表彰し、ボードゲームのリリース数が増える中で信頼できるガイドになることを目指す。昨年は『マジックメイズ』が選ばれた。審査員にはボードゲームイベント主催者、ボードゲーム評論家、ボードゲーム雑誌編集者、ボードゲームポッドキャスター、ボードゲームショップ店長、ボードゲームニュースサイト管理人が当たる。
今年のノミネート作品は、木製のボールにパチンコ玉を当てて相手のゴールに押し込む『ボンク』、本物の氷を使い、ゴールまで溶かさないように運ぶ『クールランニングス』、空気を読んで数字を昇順に出す『ザ・マインド』。いずれも従来のゲームにはない革新性をもつだけでなく、重量級ゲームが上位を占めるドイツゲーム賞に比べてプレイ時間の短い作品が並ぶ。
ノミネート3タイトルのうち、『ザ・マインド』はアークライトが日本語版を制作中で、現在はゲームストア・バネストから輸入版が流通している。『ボンク』は輸入版がケンビルやアマゾンから入手可能で、『クールランニングス』は未発売となっている。
【イノシュピール2018ノミネート作品】
・ボンク(Bonk / D.ハーヴェイ / ゲームファクトリー)
・クールランニングス(Cool Runnings / O.マヒー / ラベンスバーガー)
・ザ・マインド(The Mind / W.ヴァルシュ / NSV)
・Internationale Spieltage SPIEL’18:innoSPIEL