アークライトは8月26日、『カルタヘナ(Cartagena)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・L.コロヴィーニ、2~5人用、8歳以上、30~45分、3200円(税別)。
イタリア人デザイナー・L.コロヴィーニが制作し、最初は2000年にウィニングムーブズ社(ドイツ)から発売された。その後シリーズ化されて3タイトルが発売され、リメイクも行われてきたが、今年になって初版ルールに『カルタヘナ2』のルールを加え、新しいバリアントルールを加えた新版が制作され、ジョーキ・ユニティ(イタリア)ほか7社で同時発売となった。
このゲームは1672年、コロンビアの要塞都市カルタヘナで起こった海賊の脱獄がもとになっている。プレイヤーは監獄に閉じ込められた海賊たちとなり、掘り進んだ地下通路を抜けて、待ち受けている脱出用スループ船を目指す。さらにスループ船で海を渡り、海賊島のジャングルを抜けて、仲間たちが待っている入り江にたどりつくことができたら完全勝利だ。
ゲームは、手札からカードを出して、そのシンボルのある空いているマスまで自分の海賊コマを進めるか、戻して手札を補充するかというアクションを組み合わせて行う。地下通路は狭いため、1つのマスには3人までしか入れない。ほかの海賊を妨害しつつ、自分の海賊全員を逃がそう。
新しいバリアントルールとして、手札補充のルールを一新する「海賊モーガン」、手札を攻撃する「無法者」、宝箱と各カード固有の能力を加える「ブラック・マジック・ウーマン」を入れることもできる。さらにゲームの難易度やプレイ時間を変更するルールもあり、決定版とも言える内容となっている。
内容物:ゲームボード8枚、カード102枚(※カードサイズ:42×63mm)、船ボード2枚、牢獄ボード1枚、海賊の入り江ボード1枚、海賊コマ30個、宝箱トークン8個