ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は20日、ハンブルクにてドイツ年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)の発表と授賞式を行った。先月ノミネートされていた3タイトルの中から、『ストーンエイジ・ジュニア(Stone Age Junior)』が大賞に選ばれた。日本国内ではメビウスゲームズからまもなく一般発売される予定。
ゲーマーズゲーム『ストーンエイジ』を5歳以上の子ども向けにアレンジした作品で、タイルをめくってコマを進め、必要な資材を集めて小屋を作る。タイルを覚えて、どのタイルをめくれば目標のマスに行けるかを考える。
審査委員会は「収集、計画、建設、資源のマネージメント、アクションスペースへコマを上手に進めること、建設の戦略――これらは普通、キッズゲームのテーマではない。しかしデザイナーのマルコ・トイブナー氏は、同名のファミリーゲームの魅力を、子どもが楽しめる石器時代の冒険にうまく置き換えた。記憶の要素によって、大人と子供でも対等にチャンスがある。現代の石器時代キッズは喜んで遊ぶだろう」とコメントしている。
デザイナーのM.トイブナー氏は2009年(『ごちそう畑』)、2012年(『小さなドラゴンナイト』)に続く3度目のノミネートで大賞獲得となった。ゲーマーズゲームで名高いハンス・イム・グリュック社のキッズゲームはこれが2タイトル目だという。
本賞とエキスパートゲーム賞の発表と授賞式は7月18日、ベルリンで行われる。
・Spiel des Jahres:Stone Age Junior ist das Kinderspiel des Jahres 2016
・メビウスおやじ:ストーンエイジ ジュニア
— Spiel des Jahres (@SpieldesJahres) 2016年6月20日