アークライトは1月16日、中世の陣取りゲーム『シュタウファー(Die Staufer)』日本語版を発売する。A.シュテーディング作、2~5人用、12歳以上、40~100分、6,000円(税別)。
オリジナルは2014年のエッセン・シュピールに発表され、現地の人気投票スカウトアクションで7位になった作品。2010年のヒッポダイス・ゲームデザインコンテストで2位になった作品を、ゲーマーズゲームで定評のあるハンス・イム・グリュック社(ドイツ)がディベロップした。ドイツゲーム賞には入賞しなかったが、輸入版はメビウスゲームズが『ディスタウファー』という邦題で発売し、日本国内では根強い人気がある。
シュタウフェン家は12~13世紀にかけて、数多くのドイツ王や神聖ローマ皇帝を輩出した名門。赤髭王(バルバロッサ)フリードリヒ1世が最も有名だが、この王朝を繁栄の極みにまで導いたのは、息子ハインリヒ6世だった。その版図は、北海およびバルト海より、南イタリアのシチリアにまで及んでいる。広大な領土を掌握するため、ハインリヒ6世は重臣たちを引き連れて国土を縦横に駆けめぐり、たった一年のうちに、4,000キロメートル以上も踏破したのである。
各プレイヤーはハインリヒ6世の重臣となり、共に王国各地の領国を巡察する。己の利益を確保するため、各地の領国議会に配下の者を送りこむ。可能な限り競争相手を排斥し、みずからの権力を確立すれば、偉大なる領主として歴史書に刻まれることになるだろう。
コマを配置するか補充するかを手番ごとに選ぶが、補充すると次のラウンドの手番が早くなり、配置すると遅くなる。行動によって手番がどんどん変わっていくダイナミズムが特徴で、長期的な戦略が必要となるゲーマーズゲームだ。
内容物
●手番ボード:1枚 ●カード:54枚 ●ボード:9枚
●木製コマ:111個 ●タイル&マーカー類:119枚 ●ルール冊子:2冊
・アークライトゲームズ:シュタウファー 完全日本語版(Die Staufer)
・TGiWレビュー:ディスタウファー(Die Staufer)