cosaicは14日、R.クニツィアの名作2人ゲーム『ロストシティ(Lost Cities)』日本語版を発売した。2人用、10歳以上、30分、2800円(税別)。ゲームマーケット2015秋ではグループSNE/cosaicブース(A53)で取り扱われる。
オリジナルはコスモス社(ドイツ)から1999年に発売された作品。国際ボードゲーム賞(2人用ストラテジー部門)大賞、アラカルトカードゲーム賞4位入賞などの受賞歴がある。ドイツ年間ゲーム大賞作の『ケルト』は、この作品のシステムを使って4人まで遊べるようにしたもの。コスモス社は今年、このゲームの第5版をリリースしており、2人用ゲームのロングセラーとなっている。
プレイヤーは探検家となり、火山地帯やヒマラヤ山脈、果ては海底まで様々な未開の土地に足を踏み入れ、探険(数字)カードを並べて財宝への道を開拓していく。手番にすることはカードを1枚プレイして1枚補充するだけ。探検カードは自分の前に色ごとに昇順に並べていき、山札が尽きてゲームが終わったときに、それぞれの色カードの数字合計が得点となる。
しかし、そこから探検に出かけたコストを引かれてしまうので(-20点)、カードが少ないと合計がマイナスになることも。そのため、探検に出かけるかどうかは注意深く見極めなければならない。数字の低いカードが来るまで待つか、それとも思い切って出してしまうか、実に悩ましく、噛めば噛むほど味が出るゲームだ。